鍛冶職人が作られた燭台が幾つか入荷しました・そして心が潤う和物のセレクトショップを作りたい

鍛冶職人が作られた燭台

23日からの展示会に向けて会場準備に入りました。

売場を広げることから商品や棚の大移動で店の奥は足の踏み場がない状態で、これからしばらく地味な作業が続きますが、この店の参観日だと考えて日々頑張っているところです。

 

半年に一度開く会は、数ヶ月間仕入先を見て歩き、新しい商品をセレクトした品や新しく開発した商品を見ていただくという場で普段の何倍ものエネルギーをがいります。

その意味では未来を切り開く会と言っても過言ではありません。

 

とはいっても物事はなるようにしかならないことを承知していまして、ある時から好きなことができるを楽しめたらと思い始めるようになりました。

 

そのように考え始めると、店の価値観と合った人をどのようにして探し出すかということに尽きるのではないでしょうか?

もしかしたらそれは「ご縁」ということなのかもしてません。

 

おそらくワクワクした商品との出会いもご縁と言えるかもしれません。

 

 

 

鍛冶職人が作られた燭台
鍛冶職人が作られた燭台

 

ここにアップさせていただいた映像も先月京都で出会うこととなった商品です。

これは鍛冶職人が作られている燭台で、この商品を京都で目にしたとき、「何だこれは!」と心が動きましてね~

 

特に目に留まったのが左柄側の高さの違う3つの燭台で、卵形の白い蝋燭に驚かされるものがありました。

 

「なんてお洒落なんだろ~」このような燭台が食卓に置かれていたら疲れた心も癒やされるに違いない。

特にコロナ禍で巣ごもり状態が続く中でお役に立つ商品ではないかと思うところがありましてね~

 

店に戻ってからその話を娘にすると、娘は「この商品を誰が選ぶのかと考えたら、数人のお客様しか思い浮かばない」と、否定的でした。

そんな娘に、「それでいいんだ!」と言葉を返した次第です。

 

コロナ禍が長く続く中で、多くの店が守りに入ってしまって面白い商品を揃えなくなっている。

この店は和物のセレクトショップとしての役割を果たして行きたいし、なによりも店主好みの店にしていきたい。

そのようなことを娘に話し、こだわりの燭台を数点揃えることにしたのです。

 

売れるものを揃えるのが店作りの基本なのでしょうが、店主の好きなものを揃えるのも店作りに在り方かと思っています。

着物にしても自分が自信を持てる商品を仕入れて、それをお勧めさせていただくのが商売の醍醐味です。

 

自己満足と言われそうですが、そんな気持ちで仕事と向き合っていないと面白くありません。

その意味でもこの店と価値観と共有できる人が集まる店を築いて行きたいし、そんな店を作っていけたら幸せに思います。

 

来る23日からの会は「牛首紬」にスポットを当てた展示会になりますが、和雑貨や和のインテリア部門も新しい商品を揃えて発表させていただく会なので気軽に覗いていただければと思っております。

 

では今日はこれにて・・・
お休みなさい。

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