6月の店作りをする前に同業者の動きを知っておきたくて、近くのショッピングセンターに入っている呉服店を見てまいりました。
特に季節商品であるゆかたをどのような展開しているかを知りたくて、二つのショッピングセンターをはしごすることに・・・
それぞれに呉服店がテナントとして入っていまして、一つの店舗は催事を開いていて浴衣の展開をうかがうことはできませんでしたが、もう一つの店舗は遠くから480円のPOPが目に入り、お店に近づいてみると、その480円の販売価格は既製品のゆかただったんですね~
その戦略には、過剰在庫を消化したいという狙いがあってのことか、それとも販促商品として新規客を呼び寄せるための商品としてスポットが当てられたかのどちらかでしょう。
経営者の考え方でとやかく言う筋合いではありませんが、同業者として呉服店のプライドは何処に行ってしまったのかと思うところがあって、このようなプライス価格が商品のイメージを壊すことになるのでしょう。
一方で、そのプライスを歓迎するお客様がいるという現実を受けとなくてはならず、売り手側の商品の魅力を育てるという取り組みとは言いにくいものがあって、寂しさを覚えた次第です。
コロナ禍とゆかたシーズンが2度重なり、ゆかたが業界に溢れているのかもしれません。
価格破壊が起きても不思議ではないが、価格破壊が業界破壊へと繋がることの教訓が生かされていないことに、考えさせられるとことがありました。
いろんな商売の形があっていいので、私がかまう話しではなかったのかも・・・。
話題を替えましょう。
今日はこの時期に着る着物として、裏地が付かない単衣の街着をコーディネートしてみました。
それがこちらのコーディネートになります。
着物は小千谷紬の生地を線描きした白っぽい小紋で、合わせたクリーム地の帯は葵柄の染帯になります。
幾何学模様にポイント柄の帯が映えて、お洒落だと思いませんか?
合わせた葵柄の帯は単衣物から盛夏時期に締めていただける夏向きのシルク素材で、品もあって素敵でしょう。
観劇やコンサートなど着物で余暇を楽しめたら、それを目にした人は誰もが「ステキ!」と呟くのではないかな~
ここまでは店主の呟きでしかありませんが、私たちはきものを着た姿を見て「きものっていいな~」そんな場面に遭遇したことが何度かあるのではないでしょうか?
ときには何気ない生活の中で見かけたきもの姿に刺激を受けて、百貨店の呉服売場を覗いた方もいらっしゃるかもしれません。
仮にきもの姿を見てきものファンになったとしたら、ここに「きもの振興の鍵がある」のではないだろうか?
そんなことを考え始めた私は、世界中の着物姿の写真を集めたくなりましてね~
集めた写真を店のホームページなどから紹介できたら、着物を着たくなる人が増えるのではないだろうか?
昨日のブログでもそんな呟きを記事にしましたが、この話を娘にしたところ、娘はリモートで着物談義ができる仲間を集めたいと考えていて、親子で新しい取り組みにチャレンジしてみることにしました。
娘はそんな私の気持ちを汲み取って、下記のことを書き込んいたのです。
ここからは娘が書いた新しい取り組みの記事になります。
Instagram投稿キャンペーン開催!2021.05.25~2021.07.31まで
応募方法
①きものふくしまのInstagramアカウントをフォロー
②#きもの時間夏 のハッシュタグをつけて着物の着姿の写真を投稿(浴衣、夏着物、訪問着など何でもOKです)
投稿いただいた中から抽選で日本手ぬぐいをプレゼントさせていただきたいと思います。
当選発表は8月上旬にInstagramのダイレクトメッセージにて連絡させていただきます。※アカウントのフォローをしていただかないとダイレクトメッセージが送れませんので必ずフォローをお願いします。
ここまでが娘が書いた文になります。
娘が考えてくれたキャンペーンが一歩でも前進できるようにブログで呼びかけをしていきたいと思っています。
呑み込みの悪い中年おじさんですが、新しい試みとして取り組んでいきたいと思っているので、どうか力をお貸しください。
ではこれにて・・・
お休みなさい。