昨年の秋から「出張風呂敷包み講座」といって、風呂敷包み講習会を希望される方がいれば、店の者が依頼をいただいた地域へお邪魔して講習会を開くというサービスを始めました。
これまでに7会場で開いていますが、参加された皆さんから喜んでいただいているのではないかと思っています。
出張風呂敷包み講座は参加者と店の距離を縮めるものになっていて、地域のお役に立つことが出来ていることに喜びを持って受け止めています。
すると、講座を受けられた公民館の方から、子供ゆかたの縫い上げの仕方と、ゆかたの着付け講座を開いてもらえないかとの相談が入りましてね~
それは私たちが想像ができなかった相談でした。
考えてみたら子供のゆかたや七五三の着物を着せようと思うと、縫い上げというものが付いて回ります。
しかし、縫い上げがでる人が年々少なくなっていて、「店で縫い上げをします!」的な呼びかけをすることが店の役割かと思っていたんですね~
縫い上げ講習会の相談をいただいたときに、私たちが出向いて縫い上げの講習会を開くことが地域に役立つ店といえるのではないだろうか。
初めてそのことに気づかされたのでした。
そのような経緯があって、子供ゆかたの縫い上げとお子さんのゆかた着付け講座をお受けさせていただいた次第です。

出張着付け講座のチラシ
取り上げてくださった公民館側はこのようなチラシを作ってくださって参加者を集めてくださいました。
店の窓口となってくれたのが娘で、依頼者と打ち合わせを重ねて、本日着付け教室をサポートしてくださっている先生と二人で会場となる尾口公民館へ向かったところです。
参加者は5組の親子と聞いていますが、まさにこの時間に講座を開いているのでしょう。
これまでお客様待つというスタイルの店作りでしたが、新たに出張風呂敷包み講座というサービスを加えたことで、この店の在り方を教えていただいている気がします。
利益が上がることではありませんし、華やかなサービスでもありませんが、お役に立ち視点から見てみたら、店の存在は大きいかと思っています。
そしてこの積み重ねが、信頼の幹を太くしていのでしょう。

お母さんの月命日
そして今日はお母さんの月命日でした。
この6月はコロナ禍の影響を受けていまして、お母さんの前に立つとお母さんにしか話せないことが沢山あって、どうしても愚痴が多くなってしまいます。
子供達や孫の成長も見守ってくれてくれていると思うと、何事も起こらないことに感謝しないといけないのでしょう。
この先もコロナ禍は続くのでしょうが、私たちに力を貸して欲しいことを願って合掌!
明日から7月です。
仕入先では来年の干支が発表となることから私は京都へ向かいます。
向かう目的はそれだけではありませんが、エネルギー源となるものを持ち帰りたいと思っているところです。
ではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







