今月27日(月)に加賀友禅作家大久保謙一氏をお招きしてお客様との交流を図れないかと、大久保さんの「よもやま話」を企画してみました。
動機は、コロナ禍で誰もがストレスを貯めていて、何か楽しいことができないだろうか?
そんなことを毎日考えていると、何がなくアイディアが湧いてくるものです。
仕入先の担当者と雑談中に、石川県は加賀友禅のお膝元で加賀友禅の着物を持っている方が多くいても、作家さんと触れ合う機会はほとんどなくて、加賀友禅ファンは友禅を描く作家さんのことをもっと知りたいと思っている人が少なからずいるのではないだろうか?
コロナ禍で作家さんも仕事が少ないと聞いているが、お客様との交流の場を設ける事ができたなら、消費者目線で加賀友禅に対して何か不満に思っていることがあるかもしれない。
もしもこの二つを繋ぐ企画を組めたら、加賀友禅の振興にも結び付いて、みんなハッピーになるんじゃない。
そのような話しをしたら、担当者が、「それは面白い!力を貸すから企画を組まないか!!」と背中を押されましてね~
何か新しいことをやりたいと思っていたと時でもあり、一つ返事で、担当者から紹介をいただいた大久保謙一を店にお招きして「よもやま話」の企画を組ませていただいた次第です。
その時の勢いで企画をくんだものの、作家さんを呼んで店内でよもやま話なんてしたことがないので、お客様を集められるか不安で仕方ありません。
27日(月)の午後1時30分から約90分くらいの時間を取り、定員を6名とさせていただいて参加費を500円としたいと考えていました。
大久保さんとは何度か打つ合わせを重ねて、そして動き出そううと思っていたときに、参加して良かったと思っていただける「事」や「物」を用意できたら喜んでいただけるに違いない。
そこで思いついたのが、大久保さんが描いたオリジナルマスクをお土産としてお渡しできないだろうか?
プレゼントしたマスクを使っていただけたとしたら、職場などで加賀友禅作家さんが描いたマスクが話題になるに違いない。
大久保氏の名前も出るだろうし、私の店で何があったのかも話題に上がるだろう。
ダメ元で大久保さんにお願いしてみよう。
すると大久保さんは快く受けてくださいましてね~
感謝です。
当初は参加費を500円としていましたが、お土産にオンリーワンのマスクをお渡しすることとなり、参加費を1000円とさせていただきました。(コーヒー&お茶+和菓子付き)
そしてよもやま話の案内をさせていただくと、アッという間に定員の6名が埋まってしまい、他にも参加を希望されるお客様がいらっしゃって、午前の部を定員6名として設けることとしました。
しかしそれもほとんど埋まってしまって残り1名となっております。
こんなにお客様の興味を引くとは思っていなかっただけに正直驚いています。
今回の企画は、純粋に加賀友禅の振興を図りたいと思ってしたことで、加賀友禅作家の作り手の想いが分かれば、加賀友禅の見方も変わるだろうし、注文をいただける機会も増えるかもしてないと思ってのことです。
そして今朝、大久保さんに描いていただいたマスクが店に届きました。
そのマスクを見てビックリ!
マスクを創るに当たって希望したのは、ワンポイント柄で描いて欲しいとだけ伝えただけで、模様は2柄か3柄くらいかと思っていたら全部模様が違っていて、これには驚きました。
「これは、お金を出して買いたくなるマスクだ!」
そんな気持ちにさせられるマスクではないでしょうか?
加賀友禅作家さんの技というか心の広さを感じさせられる作品ではないでしょうか?
参加者が増えたので、足りない分を追加注文させていただきました。
大久保先生、いろいろと気を遣っていただいてありがとうございました。
感謝申し上げます。
大久保先生との出会いが良い方向に向くように頑張らないといけませんね。
それではこれにて・・・
お休みなさい。