今日は不完全燃焼に終わってしまったな~ と、来店客数が伸びなかったことを反省しています。
店内にエアコンが入る時間帯がここしばらく続いていて、この暑さに着物を着る人が少なくなっているのでしょうか?
それとも、コロナ禍で着物を着ることが難しくなっているのでしょうか?
着物に関するお客様からの相談はほとんどが七五三関係で、きもの遊びのお話がほとんど聞けなくなっていることに寂しさを感じています。
そんな状況を私たちきもの専門店はヤキモキしながら業界の動きを注視していますが、もっと楽しい着物や帯が市場に流れ、それを着て楽しむ人が増えたら頭の固い呉服店さんの考え方も変わるのではないでしょうか?
そんな思いもあって、今日は楽しい着物コーディネートを紹介させていただきたいと思います。
それがこちらの画像になります。
グリーン地にあられ小紋に白地で小千谷紬に可愛い細工を施した帯を合わせて気軽な外出着をコーディネートさせていただきました。
個性的な着こなし方ではありませんが、見る者の目を楽しませてくれる面白さがこの着こなしにはあります。
それはなんと、ボタンを帯の柄として創った帯なんですね~
最初仕入先で目にしたときアッサリした柄で、模様の多い着物に合わせた時はスッキリした装いになるだろうし、無地感の着物に合わせたばあいは場合は、帯の柄が浮かび上がって小粋さが出るに違いない。
そかしその帯が何の柄であるかが分からず、担当者に尋ねると「ボタン柄」と言うから驚きました。
刺繍と胡粉(ごふん)を使って形を整えてから染料で色を加えてボタン柄を描いたそうです。
誰がボタン柄を帯にしてみようと思いついたのだろう。
その発想に面白みを感じて、22日からの「三職物語」に出品する商品として準備したものです。
三職物語とは、店の仕入先である東京竺仙さんと京都の野口さん、そして西陣織の職楽浅野さんの三社の商品がコラボして、お洒落な着こなしを提案させていただく会になります。
このボタン柄の帯は野口さんが創られた商品で、他にも楽しい着物や帯をバージョンアップして、装いの美しさをお届けできたらと考えているところです。
地方でこの三社がコラボした会を開くには珍しいことなので、是非とも見に来て欲しいんですね~
特に県外の人に来ていただけたら嬉しいのですが、コロナ禍とあっては無理を言えません。
店としてはコロナ禍で和装業界に面白みがなくなっていて、この店から新しい風を起こすことができないかと、準備を進めさせているところです。
ベストを尽くしたいと思っているので、22日からの三職物語を楽しみにしていてください。
ということで今日はこれで閉店と致します。
ではこれにて・・・
お休みなさい。