今日も何件かの仕入先が来ていましたが和装業界の盛り上がりは何処にもなくて、暗雲が立ちこめている感があります。
夏物需要の落ち込みで舵取りが難しくなっていますが、何もしないでコロナ禍が改善されまで身を潜めている訳にはまいりません。
小さな仕事でも一つ一つ拾い上げて、何を改善していくべきなのかを考えて行動に移していかなくてはならないと考えています。
そこで今日は今月の末日に或る地域の公民館活動として子供ゆかたの縫い揚げの仕方とゆかた着付け講習会を依頼されていまして、縫い揚げの仕方を分かりやすく解説できる資料を作ることとにしました.。
その講習会には娘と店の着付け教室をサポートしてくださっている先生とお邪魔することになっていまして、子供ゆかたの縫い揚げを受け持つのは娘。
数日前から縫い揚げの資料を娘が作ってくれているのですが、理解ができない箇所がありまして、今度は娘に変わって私が作ってみたものの、娘は分かり辛いとのことで手直しが必要と思っています。
縫い揚げ一つのことで試行錯誤していますが、これまで縫い揚げができない人が多いことに気付きながらも子供ゆかたを販売していて、公民館側から縫い揚げの相談を受けて、具体的なサポートが必要とされていることに気付かされた次第です。
特に店の周りに新しい団地ができていて、保育所の園児数が急激に増えていることを考えると、縫い揚げの仕方の資料作りは、店との接点に結び付くものではないかと考えています。
「たかが縫い揚げ」かもしれないが、時代の流れは「されど縫い揚げ」といえる時代になっていて、このような機会をいただけたことに感謝したいと思っています。
娘達と相談して分かりやすい縫い揚げの資料が作れるように、知恵を使いたいと思っているところです。
さて今日は雪花絞りをコーディネートしてみたのでご覧ください。
着物愛好家であれば雪花絞りがどのような着物あるかご存じだと思いますが、ここにアップした着物は綿麻の生地を絞り染めで仕上げた夏着物で、浴衣としてもお召いただけるものです。
光が差し込んだような染め上がりに目を奪われますが、3D的な立体感が雪花絞りの持ち味かと思っています。
ここでは鍵盤と♪柄の染帯を合せて、装いの面白さを引き出してみました。
音楽好きな方にお勧めさせていただきい帯です。
この夏はコロナ禍で気の合う仲間とのパーティーやライブコンサートなどの場に行きにく時かもしれませんが、こちらの装いで楽しい時間を過ごすことができたら素敵でしょうな~
参考にしていただけたらと思っております。
今日は閉店後の野暮用がありまして、実のある生地を書くことができませんでした。
明日はどのような日になるのか期待して閉じることといたします。
では、お休みなさい。