本日をもって店の感謝祭が幕を閉じました。
最終日となった今日は晴れましたが、会期中は連日悪天候となり客足が心配されましたが、10月の神無月の会よりもお客様の来店をいただけたことに、喜びを持って振り返っているところです。
足元の悪い中、時間を割いて店にお越しいただけたお客様に心より感謝申し上げたいです。
ありがとうございました。
とりあえず感謝祭を終えることが出来て、肩の荷が少し軽くなりましたが、一週間後にクリスマスパーティーが控えているだけに、その準備に進まなくてはなりません。
気ぜわしい日常がもうしばらく続きそうですが、少しずつ取り巻く環境が変わり始めたことに喜びを感じているところです。
とは言え、厳しい現実は今も続いている訳で、新しい道を探っていかなくてはなりません。
気ぜわしさに呑み込まれることなく、来年に向けての店のビジョンを具体的に示すことができるように、今年中に考えをまとめたいと思っているところです。
この画像は古典柄の茶屋辻柄を描いた加賀友禅付け下げの上前の柄になります。
今回の感謝祭に出品していた着物になりますが、色合いは明るくて、春のお子さんの入学式にお母さんの装いとしてお召いただけたら素敵だと思いませんか。
拡大した画像がこちらになりますが、銀や白地の袋帯を合わせていただけたら、ハレの日の装いとして奇麗にまとまることでしょう。
今回の感謝祭ではリーズナブルな価格で加賀友禅の着物を紹介させていただいて、お客様からの評価も高かったことをことを思うと、加賀友禅の着物に憧れを持っている方が多いことに気づかされています。
問題は販売価格です。
感謝祭にて随分無理をした価格を付けさせていただきましたが、ある意味で加賀友禅と牛首紬は石川県で作られていることもあり、この強みを全国に情報発信することができたなら、ビジネスチャンスが広がるのではないかと考えています。
何をどうしたらいいのか。
新しい店作りの課題として取り組んでみたいと考えています。
一つ考えていることがあるので、来年に向けての方向性が決まったら皆さんに報告させていいただくつもりでいます。
この仕事で前に進むということは、障害とされる壁にぶち当たることを意味しています。
着物離れ、業界の高齢化、デジタルに弱い産業、拾い出したらきりがないくらい時代の流れに沿わない業種となりつつあります。
コロナ禍で、業界の弱体化を嫌というほど味わってきて臆病になっていますが、「一念岩をも通す」ということわざがあるように、私のような小さな店でもで着物ファンに応えられる道が必ずあると信じています。
言葉だけに終わるかもしれないが、チャレンジーとして残された時間に立ち向かいって行きたいです。
明日は展示会の後始末で違った忙しさがありますが、残り一月あまりを健全燃焼してお正月を迎えられたらと思っています。
まとまりのない記事となりましたが、今日の記事とさせていただきます。
ではこれにて・・・
お休みなさい。