いつもお客様が少ないとぼやく私ですが、今日は来客が少ないこともあって初売りの準備に集中することができました。
今日中に終らせたい仕事のノルマを達成することが出来ましたが、疲れが出始めていて、記事を書くことが負担になっています。
でも、もうひと頑張り。
店内は徐々に彩りを替えていって、お正月飾りから節分の飾り物やお雛様へと品揃えが切り替わりました。
この画像はお客様との語らいの場なっている一角に木目込みひな人形が並びましたが、この場にお雛さんが収まらず、奥にも常設展示場を設けてみました。
こうしてお雛さんが並ぶとホッとさせられますが、当店が取り上げているひな人形は全て古いきもの生地で仕上げた木目込み人形になります。
古の香りが漂っているから、穏やかな気持ちでお雛様と関わっていられるのでしょう。
これまでのお客様の買い物をみていると、小さなお雛さんは自分用に買っていらっしゃる方が多く、大きめのお雛さんは女の子の初節句用におばあちゃんが用意させています。
しかし都会暮らしの方などは、飾るスパースが取れないなどの理由からコンパクトタイプのお雛さんを準備されているのではないでしょうか。
こちらの画像にある「さくら雛」は手のひらサイズの小さな木目込み人形で、奥にある薬玉飾りや、手前の紅白の梅は匂袋になっていまして、店で組み合わせて華やかさを演出してみました。
こちらのさくら雛はとても評判の良い木目込み人形で、きもの生地の色合が異なので店の定番品として用意させていただいています。
全てのお雛様を店内に出したので、興味のある方は気軽に立ち寄ってみてください。
ところでこの一年を振り返ってみて、きもの業界が年々パワーダウンしていることに寂しさを感じています。
毎月京都の仕入先を廻ってみて思うことは、長引くコロナ禍で、商品が売れない、売れないからお金が動かない、お金が廻らないから新しい商品が作れない。
仕入先はこの悪循環に呑み込まれていて、右往左往していた一年だったように思います。
一方で呉服店さんも仕入先と同じようなことが言えて、コロナ禍で仕事への情熱を失って業界を離れた人や廃業された呉服店も少なくなかったようです。
明るいニューズが極めて少なかったきもの業界でしたが、いつまでも言い訳をしていては、誰も力を貸してくれることはないでしょう。
こんなときだからこそ、チッポケな夢でもいいから信頼できる人に語ることが大切かと思っています。
そして気づくはずです。
夢を語ると、それを聞いた人も心が柔らかくなってパワーが湧いて来るんですね~
恥ずかしいとか、今沙汰などと思わずに、心を若返らせることをしてみてはいかがでしょう。
明日にでもこの一年を総括して、訪れる2022年に夢を託してみたいと思っています。
それではこれにて・・・
お休みなさい。