1月も残り少なくなりました。
月末になると京都の仕入先が入れ替わり立ち替わり来ていましたが、高齢で業界から去っていった人や、コロナ禍で出張を控えている担当者もいまして、ここ数年で活気が失われていっていることを感じています。
物足りなさを感じずにはいられませんが、長引くコロナ禍で元気な仕入先が影を潜めてしまっていて、新しい提案を持って来る先がいなくなりました。
物販業の店作りは、暮らしを豊かにする商品を揃え、お客様に消費していただけることを目的としています。
特に私の店は日本の歳時記に寄り添う店作りを心掛けていて、お正月⇒成人式⇒お稽古始め⇒節分といった流れと文化を品揃えに活かすように心掛けています。
そして目の前に2月が訪れようとしていて、節分から始まりバレンタインデーと続き、この店がとても大切にしている「つ(2)つ(2)み(3)の日」といいまして、語呂合わせから2月23日を風呂敷の日としているんですね~
その日は天皇誕生日の祝日でもありますが、この店がオープンしたときから風呂敷にはこだわりがありまして、毎年2月~3月に掛けて風呂敷にスポットを当てて、いろんな使い方を紹介させていただいています。
そこで今年は何を軸にして展開したらいいかを探っていまして、仕入先に、新しい情報を聞かせて欲しいと振ると、やり尽くしていて思い浮かぶ切り口がないとの受け答え。
風呂敷屋さんに限らず、コロナ禍で受けたダメージを引きずっているのか、新しいビジョンを持っている先が極めて少なく、物事が後手になっている気がしてなりません。
そこで娘にこのような話をさせてもらいました。
「新店舗を出したと想定して、風呂敷への想いを売場に反映させてみようではないか!」
同じことの繰り返しであったとしても、そのに私たちの想いが詰まっていれば、その想いはお客様に届くのではないだろうか?
自らの考えを元に売場で演出することに意味を持つと考えたい。
そこで今年は「男の風呂敷」を軸に風呂敷の魅力に迫ってみたいと思ってます。
ところで1月の情報紙で、2月18日(金)に「無料・風呂敷包み講習会」を予定していましたが、まん延防止等重点措置が発令され、開催日を変更させていただきます。
3月にずれ込むかもしれませんが、感染状況をみて判断させていただきます。
コロナ騒動はいろんなところに影を落としていますが、この経験がプラスに転じるチャンスに替えられたら凄いと思いません。
取り留めのない記事になっていますが、今日は撥水風呂敷を紹介したいと思います。

撥水風呂敷
撥水風呂敷とは画像を見てお分かりのように、水を通さない風呂敷のことをいいます。
災害時にあると便利な風呂敷で、濡らしたくないものを包んだり、濡れている場所の敷物にもなりますし、雨水を溜ることだってできます。
勿論、普通に物を包む風呂敷として使えて、結び方でレジかごバッグにもなり、テーブルクロスとしても使えるという優れものです。

撥水風呂敷(120㎝巾)
この風呂敷は120㎝巾のものですが、模様は違いますが、140㎝巾、100㎝巾、68㎝巾と、4種類の大きさを用意しております。
一枚持っていると便利ですよ~
どうか参考にされてください。
ではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







