着物で入学式を迎える前に確認しておきたいチェックリスト・着物メンテナンス重要性

ランドセルのはりこ付金封に桜の匂い袋

春が来たかと思わせるような穏やかな一日に満足させられましたが、お客様の消費は冬眠中なのか消費をあおることができないでいます。

 

雪が視界から消えて太陽が見える日が続くと、消費が増え始めるのではないかと考えていますが、お子さんが小学校に入学されたり、大学に進学される先のご家庭は準備するものが沢山あって気忙しくしていらっしゃるのではないでしょうか?

 

 

 

ランドセルのはりこ付金封に桜の匂い袋
ランドセルのはりこ付金封に桜の匂袋

 

二人の孫が小学校に入ることから、ランドセルや制服をお祝いとして買ってやりましたが、持ち物を買い揃えた後は入学式に臨む段取りになるのでしょう。

当日は何を着て出席すのかから始まって、美容院の予約に着物を着るのであれば着付けを誰にお願いするのか。

 

店では3名の入学式の着付けを賜っていますが、のんきに構えていたら着物の着付けの予約が取れないことがあるので、どうかご注意ください。

 

前置きが長くなりましたが、入学式を着物で臨みたいとお考えの方に、確認しておいて欲しいことを記事にしました。

参考にされてください。

 

◆着物を着るとなれば,着物に合わせる帯や着物の寸法に合った長襦袢も必要で、他にも着物の着付けにどのような小物が必要なのか、詳しい人にチェックしてもらってください。

 

◆着物や帯、長襦袢の状態を確認しておくこと。

着物や長襦袢にカビが出ていないか、シミになっていないか、たたみシワがないか、長襦袢には半衿が付いているか、又は半衿が汚れていないかのチェックが必要です。

カビやシミがあるようであれば、信頼できる呉服店さんに持ち込んでお直してもらってください。お直しの3・4週間かかることもあるので、早めに確認されることをお勧めします。

半衿を新しく取り付けなくてはならない時は、地元の呉服店さんにお願いすることがあっていいと思っています。

 

◆装いのトータルコーディネートが可笑しくないか、着物の寸法がご自身の体格に合っているか、着物と長襦袢の裄(裄)や袖丈が合っているのかの確認も必要です。

寸法が合っていないときには、地域の呉服店さんに持ち込んで直してもらってください。

仮に縫い直しが必要な場合は、仕立て上がるまでに約30日くらの日数がかかるのではないでしょうか。

 

◆草履やバックが劣化していないかの確認。

ひび割れが表出て出ていれば、寿命だとお考えください。新しくすることをオススメします。

草履は履いていて足に痛みがこないことが重要な点で、ご自身の足のサイズに合った草履をセレクトされてみてください。

 

◆着付けをお願いしている方に、着付けの数日前に持ち物検査をしてもらってください。買い換えが必要な場合はすぐに対応されてください。

 

◆着物や小物一式を持ち運ぶとなれば、120㎝巾~150㎝巾の大風呂敷があると便利です。

この大きさのもの一枚を持っていれば、和装小物も一緒に包むことができますし、着終わった着物一式を包んで着物メンテナンスに出すときにも役立つ風呂敷だと考えています、

 

◆式典が終ったらどんな汚れも見逃さない、シミ抜きや汗取りの専門店でメンテナンスされることをオススメします。

すべてのメンテナンスを終えてからおしまいください。

以上のことを手抜きしないで実行すれば、いつまでも鮮度の高い着物や帯を保つことが出来るでしょう。

 

◆着物や帯、長襦袢の襟先の裏側にパールトーンの文字が入ったリボンが付いていたら、て、着物を着ていて付いたを汚れを無料で取ってくださいます。

しかし汗取りや古くから付いているシミ落としは料金が発生いたします。

 

以上のことをキチンとされていると、次に着る機会があっても慌てなくて済むでしょう。

 

着物初心者に分からないことが沢山あるかと思いますが、そんなときは地域の呉服店さんを頼ってみてください。

親切に対応してくれるのではないかと思っております。

 

では今日はこれにて・・・
お休みなさい。