いつものように早朝の特急列車に乗ろうと思ったら、今日からサンダーバード4号がコロナ禍で運休になってましてね~
仕方なく普通列車を乗り継いで京都に入ることとなりました。
いつもは京都の通勤時間帯と重なり人が多い印象でしたが、少し遅くなると極端の人が少なくて、観光客もいない感じがしました。
これがコロナ禍の人の動きなのかもしれません。
仕入れ先を回っていても同業者は少なく、活気とは無縁の光景に寂しさが付いて回りました。
誰も言葉にしませんが、長引くコロナ禍でかなりのダメージを受けていまして、新しい商品が作れなくなっている感じがします。
和雑貨の分野で新しい商品を探して歩きますが、目新しい品がなくて、そのことからも厳しい環境に置かれていることが伺えます。
小売店の立場からすると、コロナ禍で物が売れていないから仕入れに出ないのか、
コロナ感染を恐れて京都を避けているのか、
仕入れ先を回っても魅力的な商品がないから京都に来ないのか、
様々な事情があるのでしょうが、積極的が姿が影を潜めてしまって、悪循環の中で無理な姿勢を保ちながら仕事をしている感じがします。
私もその一人であることは確かで、帰りの電車の中で「これでいいのか!」と、そのことを繰り返し自分に問いかけていました。
このままでは心が腐ってしまう。
現状を見れば利益を出すことを優先すべきなのに、店作りにワクワク・ドキドキ感がないと面白くない。
商品のクオリティを優先しょうとしているが、その姿勢を理解してくださるお客様がどれだけいるのか?
「これでいいのか!」
物事の考え方がすべてこの言葉に結びついてしまって、まったく居眠りができませんでした。
ウクライナ情勢から見たら天国の地で暮らしているのに、どうして不満ばかり出るのでしょう。
人間て厄介な生物ですが、ここに向上心があれば救われるのでしょうが、恨みや不満が溜まって爆発するとプーチン大統領みたいな凶器を持った人間になってしまうのかも。
仕事で仕入れ先を必死になって廻っていることもあり、唯一京都らしい風情に触れることができるのはお昼のランチ。
お一人様は寂しいですが、心を豊かにしてくれます。
お昼から雨が降り出して、ズボンの裾や革靴が湿っぽくなりましたが、気持ちは燃えていまして4月の卯月展に向けて新しいオリジナル商品の製作依頼や、型絵染の作家さんと今月10日に京都で会う約束を取り付けたりして、私の器以上の仕事をこなしてきた一日でした。
これは西陣織の帯屋さんの会場で能衣装から作られた打掛が展示しされていたので、写真を撮らせていただいたものですが、色合いや柄の模様をクリアーに映し出すことができず解説を控えさせていただきます。
簡単な記事になりましたが、長い一日を閉じることと致します。
ではこれにて・・・
お休みなさい。