お客さま回りをしていましたが、午後から一段と気温も上がり、額から汗がにじみ出る暑さに初夏の訪れを感じていました。
数日前から急に暑くなって、花見気分ではいられなくなりました。
夏物を注文していた仕入先には、納期を繰り上げて商品を納入するよにお願いしているところで、少しずつですが夏物が届き始めています。
今日は九州の博多織物でお馴染みの、にしむら織物のゆかた帯が入荷しました。
店の催事「きもの遊び」で加賀染め綿絽浴衣や竺仙さんのこだわり浴衣に合わせる半幅帯として準備しておきたいと思っていて荷物が届いて安心しているところです。
今日はそのゆかた帯を紹介させてください。
こちらは麻絹(まけん)というゆかた帯で、絹80%に麻20%で織られた帯になります。
人気商品となっている半幅帯で380㎝の長さとなってます。
こちらは粗紗(あらしゃ)という織り方のゆかた帯になります。
適度の帯地の張りと柔らかさが微妙なハーモニーを生み出していまして、とても締めやすい半幅帯です。
こちらの粗紗織で長さは380㎝あります。
こちらになると色合がガラッと替わって、紗織のゆかた帯となります。
古典柄の浴衣との相性もよくて、きものとのコーディネートでポップな雰囲気をかもしだせる半幅帯かと思っています。
この他にも半幅帯を準備していますが、にしむら織物のゆかた帯は人気が高くて、今年も品揃えを増やしました。
夏祭りや花火大会が開催されるようであれば、夏物の品揃えは「吉」と出るでしょうが、今年も中止となれば大きな痛手です。
仕入先は長引くコロナ禍で商品を在庫として持っていることが難しくなっていて、注文品を作って終りという経営方針へと変わり始めています。
一昔前でしたら、市場の動きを見て商品の仕入れを判断していましたが、品揃えをしたけれどもコロナ禍で商品が動かず痛い目に遭っています。
この夏で3回目のコロナ禍となれば、物作りをする側もきもの専門店さんも慎重にならざる終えません。
その意味でも夏場の品揃えはギャンブル的な要素をはらんでいますが、私としては少数派のきものファンにお応えできる店をどうやって作っていったらいいかを日夜考えていて、「きもの遊び」をテーマにした洒落なコーディネート提案から愛好家を惹きつけることが出来ないだろうか?
そのためには何が必要なのかを考えたときに、魅力的な商品が必要であるとに至った訳です。
きもの遊びは木綿のきものを核として、楽しい組み合わせを帯や加賀染め足袋や半衿などを活かして楽しんでいただけたらと考えています。
今月の22日からの開催ですが楽しみにしていてください。
では、今日はこれにて・・・
お休みなさい。