時間を掛けて開発させていただいた「加賀染め足袋/9柄」が、いよいよ10日後の4月20日にMakuakeより発売になります。
Makuakeとはクラウドファンディングの中の一つのサイトだと理解していますが、こちらの方面は詳しくなくて、娘に頼っていることもありまして間違っていたらゴメンナサイ。
きっかけは昨年12月中頃に鶴来商工会の人からクラウドファンディングで新しい商品やサービスの開発を考えてないかとの提案をいただのが物事の始まりでした。
クラウドファンディングと商品開発がどのように繋がるのかまったく分かりませんでしたが、娘がいてくれので商工会からの説明を聞かせていただくことに・・・
それはこれまでとはまったく異なったやり方と販売方法で新製品を世に送り出すというもので、チャレンジしてみる価値があるように思えたんですね~
そこからというもの、どのような商品が作れるのかを考え仕入先とも相談しながら試行錯誤していました。
そして辿り着いたのが石川県の強みを活かした商品作りで、石川県の産業にも貢献できて店としても取り組みやすい。
そこで思いついたのが、2年前に小風呂敷からお洒落足袋が作れるオーダーメイド足袋を売り出した経験と、孫がこの春入学式を迎えることもあって、娘達に用意した加賀友禅訪問着に合わせて加賀染め足袋があったなら装いのグレードを高めるに違いない。
そんのような思いから春夏秋冬の日本の四季を手描きした白足袋を作ってみることにしたのです。
開発に当たって大きなハードルとなるものが二つあって、一つは足袋の製造メーカー探し、そして当店との取引が可能であるかを担保しなければなりません。
そしてもう一つは、この店が希望する図案を足袋に描いてくださる加賀友禅作家さんがいないと、加賀染め足袋をデビューさせることはできません。
情報を集め、足袋のメーカーさんを2社見つけることができました。
それぞれのメーカーさんと何度も電話でお話を聞かせていただいたり、サンプルを送っていただいたりして、選択させていただいたのは岡山県の足袋メーカーさんで、4枚コハゼ足袋を使って加賀染め足袋を作らせていただくこととしました。
次に足袋に私たちの希望する模様が描ける加賀友禅作家さんで、一つ一つ模様を描き込んでいただける作家さんを探さなくてはなりません。
仕入先の担当者から女流作家「松任いち」氏を紹介していただくことなり、そこから一気に物事が進み始め、新しく9柄の加賀染め足袋を完成させることが出来ました。
商品が揃えば販売出来るかと思っていたら、これまでと大きく違うのはMakuakeのサイトを使わせていただくので、審査がとっても厳しいんですね~
加えて様々な制限もあり、販売するためのプロディースの在り方を学ぶこととなりました。
娘がいてくれて助かりましたが、一つ一つ乗り越え4月20日よりMakuakeのサイトから販売させていただきます。
皆さんには一足先に加賀染め足袋の画像だけになりますが紹介させていただきます。
当店が提案する加賀染め足袋は、右足のつま先に日本の四季を感じ取れる模様を入て、左足はかがとに小さく模様を加えた足袋になります。
すべて松任先生が筆を走らせて手描きしたもので、私としては目立つ足袋ではなくて、さりげなく模様が描いてある足袋であって欲しいことを伝えて、できるだけ模様を小さくし、草履を履いたときに、鼻緒に模様が隠れない位置に模様を入れました。
画像は春の模様として取り上げた「さくら2」の柄になります。
そして用意させていただいた9柄がこちらになります。
春の模様が「さくら」二柄。
夏が「金魚」に「風鈴」
秋が「桔梗」に「紅葉」
冬が「梅」に「椿」
男女兼用となる「隈取り」も加わり9種類の加賀染め足袋を準備させていただきました。
この画像がかかとの模様となります。
当店のホームページからMakuake限定の<加賀染め足袋>がご覧になれるようになっているので、詳しい詳細については下の画像をクリックしてごらんください。
Makuakeのサイトの<加賀染め足袋>に直接リンクできるQRコードをそのページにも掲載してありますが、
ページをご覧になれるのは4月20日の購入可能になる販売開始後になります。
<加賀染め足袋>はMakuake限定販売になりますので、そちらからお求めいただけたらと思います。
よくわからない方は当店にご相談ください。
購入はできませんが、22日からの「加賀友禅きもの展」と「きもの遊び」の店内催事に加賀染め足袋を展示させていただきますので、肝心のある方は現品をご覧になってみてください。
店にとって新しい扉が開く日となりますが、この新しい足袋にどれだけ注文が入るのかが不安でなりません。
Makuakeのサイトからご注文をいただける事を願ってやみませんが、皆さんのお力を貸していただけたら嬉しく思います。
長い記事になりましたが今日はこれにて・・・
では、お休みなさい.