今日も夏日となり、車のエアコンにスイッチが入ってしまいました。
このような日が連日続くと春が終ったかのようで、一気に衣替えって感じじゃないかな~
店も急いで夏物を店頭に出すことを考えていますが、タイミング良く今年仕入れた小千谷ちぢみが入荷したので、今日はその中からお洒落なコーディネートをご覧いただけたらと思います。
私が組み合わせたコーディネートはこちらになります。
白地にグレーぽい縞柄の小千谷ちぢみの着物に、濃紺の地色にほおずき柄を描いた模様で季節感を表現し、黄色のカゴバッグと、パンダを刺繍した鼻緒の下駄で初夏の装いを演出してみました。
こざっぱりして味わいのある大人の着こなし方かと思っていますが、同時にワクワク感が静かに伝わってきて素敵だと思いません。
特に合わせたほおずき柄がリアリティがあって、装いを楽しくしているのではないでしょうか?
麻に染めた帯で、帯幅の地色を7対3で地色をわずかだけ変えているところも見逃せない魅力かと考えています。
そしてこちらのコーディネートにもう一つ加えさせていただいたのが、海老茶色というか赤ワイン色と言った方がいいのか、小千谷本麻長襦袢です。
これまで夏長襦袢は薄い色が適当かと考えていましたが、仕入れ先の話によると、この色が最も人気があったというから少し驚かされました。
考えてみたら薄地のきものの下の長襦袢が濃い色合いの長襦袢だったらと考えたらお洒落かもしれません。
この色だったら汚れも目立ちにくいし、男性用としても使っていただける色合いかと考えています。
麻のきものに麻の長襦袢、帯も麻素材で暑さに負けない心地よさを感じていただけるに違いありません。
来る22日からのきもの遊びでは小千谷ちぢみも取り込んで、ご自身のオンリーワンの着こなし提案ができるように準備を進めているところです。
楽しみにしていてください。
ところで長引くコロナ禍は、気軽に着物を楽しむという環境が失われていて、着物に対する関心度も薄らぎつつあることに危機感を感じています。
どうしたら活気あるきもの市場が作れるのか。
きものでおしゃれしたいと考えている人を、もっとワクワク感のある環境を広げていくためには、どのような取り組みが望ましいのか。
コロナ禍でメーカさんも問屋さんも、我々きもの専門店さんも前向きな経営ができにくくなっていますが、この波に呑み込まれていては、いずれ、想像することも工夫することも、踏み出すこともできなくなってしまうかもしれません。
ウクライナとロシアの戦争で世界経済が怪しくなっていることも気がかりな材料ではありますが、身の丈に合ったやり方で、きものファンにワクワク感を伝えられる店を作っていかなくてはならないと考えています。
新しい道を探る時が来たのかもしれません。
その切りとして「きもの遊び」という形でお伝えできればと紛争しているところです。
的を得たことをしているのか不安な気持ちでいっぱいでいますが、自分を信じて会に臨んでみます。
きもの遊びは22日からで、この機会に足を運んでいただけたら嬉しく思います。
ではこれにて・・
お休みなさい。