10月に開く江戸小紋展で「ハンカチ30枚」を浅野栄一氏の手を借りて染められるという話

竺仙さんの江戸小紋

今朝は秋を感じさせられる肌寒さがあっても日中は厳しい残暑。

夏と秋が混在した天気になっていますが、店は秋の店作りのことで忙しくしております。

 

本来なら9月始めの京都出張を終えてから、秋冬商戦のメニューを考えていましたが、毎年開催している「神無月展」の開催を一週間早くしたことで、その段取りを早めなくてはなりません。

 

今年の神無月展は竺仙さんの協賛をいただいて江戸小紋を取り上げるつもりでいまして、江戸小紋に興味を持っていただける取り組みの在り方を、毎日のように竺仙さんの担当者と相談し合っているところです。

 

 

 

竺仙さんの江戸小紋
竺仙さんの江戸小紋

 

そこで今回は、現代の名工と認定された江戸小紋の染師「浅野栄一」氏をお招きをして、染の実演をしていただいて職人さんの「技」をご覧いただけたらと考えていますが、お客様が江戸小紋を染めるという体験も面白いのではないかとの提案を竺仙さんからいただいて、その方向で準備を進めているところです。

 

そして今日、新たな展開が・・・

担当者から、ハンカチになる生地が30枚近く会社にあるので、それを浅野さんに染めていただいて江戸小紋のハンカチを作ることができるというのです。

また、浅野さんが手ほどきをいただいてお客様が自らハンカチを染めることもできるという電話が入ってきましてね~

 

江戸小紋展は10月14日(金)~17日(月)までの4日間の開催で、浅野さんは14日と15日の二日間の応援になります。

江戸小紋展のチラシを作っている最中で、これらのことをどのようにまとめたらいいのか頭を抱えています。

 

浅野栄一氏は現在75歳になられていて、江戸小紋染師の中においては大御所ともいえるお方です。

 

人間国宝の故・児玉博さんの縞彫りの伊勢型紙を用いて、浅野さんが縞柄の染め付けするという、縞柄を専門に染めていらっしゃる職人さんでもあります。

 

その方が店に来てくれることだけでも光栄なことなのに、目の前で実演をしてくれて、そればかりか江戸小紋ハンカチも染めていただけるという贅沢な提案。

 

ハンカチの生地30枚を江戸小紋展に活かすとなれば限定30様になります。

加えて、染の体験も出来てコロナ禍でもあることを考えると、統制が取れた対応をしないと問題が起きることも考えられます。

 

楽しんでいただける会にしょうと思うと、考えなくてはならないことが沢山あって、それをチラシで分かりやすくまとめるって簡単ではありません。

 

いつも言っていることですが企画を組って神経を使います。

 

ここにプロディースすることの面白さを感じていますが、大切な事は、お客様に江戸小紋の魅力と職人さんの技をどのようにして伝えられるかということです。

イベント屋さんであってはなりません。

 

そして経営者の目線で正しい判断が求められるだけに責任が重いです。

 

この秋に向けて今が一番の踏ん張り時で、いろんなことを同時進行で動かしていますが、果たしてどうなることでしょう。

 

できる限りこのブログから店の動きを伝えて行きと思っている私です。

 

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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