「十三詣りの習わし」と「石川県十三詣りの参加者募集」&2月号のあうんが仕上がる

店主のひとりごと

手こずっていた2月号の情報紙でしたが、どうにか仕上がることが出来ました。

 

 

店の情報紙「あ・うん」2月号

店の情報紙「あ・うん」2月号

 

午後からお客様のもとへお届けする予定でいましたが、仕上げの段階でチョットしたトラブルがあり、なかなか予定通りに進まないことに、いらだつところがありました。

 

その日の仕事を前日に組み立てて臨むようにしていて、リズムよく進んだときはハッピーな一日で、つまずくことの多い日はストレスを溜めてしまいます。

 

日によって自分を褒めてやりたいと思う日もあれば、情けなく日もあったりして、鏡の前に立てば着ている洋服が昨日と変わってくらいしか分かりませんが、心は浮いたり沈んだりして激しく動いていることが分かります。

 

この心の動きの激しさがあるから、現役で仕事ができるのかもしれません。

「曇り時々雨」の天気が私の人生だとしたら、波風を受けながらも私を丈夫に育ててくれていて、時々訪れる「晴れ」の日があるから、仕事に面白味を感じれるのだろう。

 

出来れば明日は「雨のち晴れ」にしたいものだ。

 

 

【十三詣り㏌石川】

 

 

ところで、石川県に「石川県和装振興会」という、着物の振興を促すために作られた呉服店の組織がありまして、毎年3月になると石川県で執り行う「十三詣り」を実行委員会という形で応援させていただいています。

 

私は実行委員のメンバーでもありますが、今年も3月26日(日)に金沢市小立野にある、珠姫の寺「天徳院」にて執り行られます。

そこで今日は十三詣りの案内をさせていただけたらと思います。

 

 

 

石川県の令和5年十三詣り

石川県の令和5年十三詣り

 

この十三詣りを石川県に根付かせたのは石川県和装振興会で、確か23年前の天徳院での春の出来事でした。

最初は物珍しさに沢山の参加をいただくことができましたが、十三詣りのPRが不足していたこともあり。認知度が低くて、石川県で執り行われていることを知らない人も少なくありません。

 

今年の「十三詣り」はこの春に小学校ご卒業の平成22、23年生まれの方が対象となり、数え年で13歳になった子どもが、虚空蔵菩薩(こくぞうぼさつ)にお参りします。

七五三と同様、子どもの成長を祝う通貨儀礼です。

 

 

【十三詣りの習わし】

 

数えで13歳と言えば、昔は元服を迎える年の頃。特に女の子は成人とされ、結婚することができるようになる年でもありました。

また、ちょうど生まれてから干支が一周する節目の年で、昔は生まれて初めて迎える厄年でもあったのが13歳でした。そのため、十三詣りは厄払いの意味もあるんですね~

 

十三詣りの起源は京都の嵐山にある法輪寺(ほうりんじ)だとされています。

 

今での13歳という年齢は、精神的にも身体的にも子どもから大人へと変わる時期で、大人になったことを報告し、さらに福と知を無限にもつという虚空蔵菩薩に、福徳と知恵を授けてもらうことを祈願します。

そのため「知恵詣で」、「知恵もらい」などとも呼ばれます。

 

 

【石川県の十三詣り】

 

石川県の十三詣りは、天徳院の入口に祈願料を受ける場所を設けています。

そこで5千円の祈願料をお支払いいただいて、境内の中にお入りいただきます。

中で「一文字祈願」と言いまして、ご本人にお好きな文字を筆で書いて納めます。なので、事前にお好きな文字を考えておいてください。

その後、特別祈願、住職のお話、お帰りの際は思い出となる記念品をお渡しいたします。

 

このような流れで執り行いますが、七五三や成人式とまったく違った緊張感があって、とても素敵なお参りだと思っています。

 

 

【参加者募集】

 

現在今年の十三詣りの参加者を募集していまして、詳しいことについては天徳院(☎076₋231₋4484)か、石川県和装振興会(☎076₋237₋5015)にてお尋ねください。

勿論、石川県和装振興会の呉服店でも申し込みを受け付けていますので気軽に相談ください。

応募締め切りは3月16日(木)となります。

 

私はカメラマンとして会場にいますので、素敵なお写真を撮って差し上げたいと思っています。

 

どれではこれにて・・・
お休みなさい。

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