入学式の装いに提案したい「白の刺繍半衿」と40年ぶりに再会したお客様のお話

正絹四季の花刺繍半衿¥25,300(税込み)

店を開けるとしばらくして電話がはいりました。

「今日は営業していますか?」 営業していることを伝えると、「相談したいことがあるので、15分くらい後になりますがお伺いさせていただきます」

 

入学式や結婚式シーズンになると、着物のお直し相談の電話がよく入ってくるので、この電話の方も入学式を前にして何か問題が起きていて、シミ抜きか寸法直しの相談ではないかと思って、相談者の来店をお待ちしているとしばらくしてお越しになりました。

 

挨拶を交わすと、「40年近く前に振袖の見立てをしてもらったことがあるのよ!」と、言われてビックリさせられました。

お顔をよく見てみると当時の面影が甦り、「確か〇〇町○丁目にお住まいの岩崎さんのお嬢さん!」

 

私がある呉服店に勤めていたときにお母さんにとてもお世話になった先の娘さんであることが分かり、驚かされました。

 

お話を聞けば着物を着ることの多いお仕事をしていらっしゃって、きものの管理や着付けを母にしてもらっていたが、昨年、高齢者施設に入居し、頼りにしていた母がいなくなり、きものコーディネートが分からなくて、その相談に来たというのですね~

 

お母さんに私がこの土地で商売をしていることを伝えていませんでした。

 

お客様は十数年数前からこの道を車で通ることがあって、ここに呉服店があるんだ~

それくらいしか思っていなくて、ふとした時に、店の看板の「きものふくしま」を見て“もしかして”と思って、この店を検索したら、ホームページに顔写真が出ていて、ここで商売をしていることが分かったというのです。

 

お客様は当時の私のことを、押し売りをすることもなく、母に会いに来てくれていたことをよく覚えてくれていて、娘が近くお宮参りをするので、その時に着せたいと思っている着物と帯が適当なものなのかのアドバイスが欲しくて、立派な加賀友禅訪問着と高価な袋帯を2本風呂敷に包んでお持ちくださったのです。

 

お客様の仕事は着物が必要とされるので、呉服店との繋がりがあるはずです。

なのに、私の店を尋ねてくださったことがとても嬉しくてね~

 

加賀友禅訪問着に龍村の袋帯が適当であることをお話しすると、帯〆と帯揚げを合わせて欲しいとのことだったので、お見立てをさせていただきました。

そしてお客様からライン交換をしたいとの申し出があり、そればかりか私の顔写真を母に見せたいので写真を撮らせて欲しいと言われましてね~

 

20歳の頃とは髪も薄くなり、シワが増えた顔をお母さんに見て欲しはありませんでしたが、せっかくの申し出だったもので、作り笑いをした表情を撮っていただきました。

 

お戻りになられてから、お客様の着物姿がラインで送られてきましたが、40年ぶりの再会がこのようなことになるとは思っていなかっただけに本当に嬉しかったです。

 

昨日は侍ジャパンの活躍に感動し、今日は懐かしい人との出会いがあって、心が満たされる日が続いていることに感謝したいです。

 

しかし、仕事の方は今も苦戦する日が続いています。

現状が厳しくても侍ジャパンのように諦めることはなく、地域の入学式が近づいていることもあって、今日は着物の装いを華やかにしてくれる「白の刺繍半衿」をいくつか紹介させていただきます。

 

画像だけになりますがご覧ください。

 

 

 

化繊七宝柄刺繍半衿¥4,950(税込み)
化繊七宝柄刺繍半衿¥4,950(税込み)

 

 

スワロフスキー半衿¥7,700(税込み)
スワロフスキー半衿¥7,700(税込み)

 

 

正絹さくら柄刺繍半衿¥14,300(税込み)
正絹さくら柄刺繍半衿¥14,300(税込み)

 

 

正絹更紗柄刺繍半衿¥14,300(税込み)
正絹更紗柄刺繍半衿¥14,300(税込み)

 

 

正絹百合柄刺繍半衿¥22,000(税込み)
正絹百合柄刺繍半衿¥22,000(税込み)

 

 

正絹蘭柄刺繍半衿¥22,000(税込み)
正絹蘭柄刺繍半衿¥22,000(税込み)

 

 

正絹七宝柄刺繍半衿¥22,000(税込み)
正絹七宝柄刺繍半衿¥22,000(税込み)

 

 

正絹四季の花刺繍半衿¥25,300(税込み)
正絹四季の花刺繍半衿¥25,300(税込み)

 

以上8点をここにアップさせていただきました。

撮影のためにVラインが狭くなっていることをお伝えしておきます。

 

正絹の刺繍はご使用になる前にパールトーン加工(税込み1,100)を済ませておかれると、使用後のメンテナンスが簡単で、いつまででも新鮮さを保つことができます。

参考にされてください。

 

 

 

古布木目込み五月人形
古布木目込み五月人形「出世太刀」

 

そして古布を使った木目込み五月人形展は、今日をもって会を閉じることとなりました。

結果はおもわしくなく、力不足であったことを痛感していますが、問題点を洗い出して何が足りなかったかを反省したいと思っています。

 

明日は会場の後始末となりますが、気持ちを切替えて次のステージへと向わなければなりません。

その意味でも侍ジャパンが“てっぺん”を目指して踏ん張ったゲームを励みにしたいと思っている私です。

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