【店主の呟き】
物が溢れている社会の中で他店との違いを明確にしていくことで、店の個性と合ったファンが集まる時代になっています。
誰でもネットを使いこなせる時代になっていることが、ガラリと販売方法を替えてしまっていて、商売にネットが欠かせない存在になっているのではないでしょうか?
そのことをブログを始めたる前から感じていたことで、ブログを書き始めるようになってから、店が変化し始めて、少しずつですがネットを活かした販売方法にも力を入れるようになりました。
その変化は店にとって「新しい風」となるもので、店作りそのものを替えるものだったのです。
そして次の変化をもたらしてくれたのが、おととしの12月頃だったと思いますが、地元の商工会よりクラウドファンディングで新しい商品開発を考えてみないかとの打診をいただきましてね~
コロナ禍で右往左往していた時期でもあって、昨年のこの時期にクラウドファンディングで店のオリジナル商品として「加賀染め足袋」を創り、Makuakeから発売させていただくと、私たちが考えている以上に手応えがあり、物作りの魅力に目覚めた機会だったかもしれません。」
【オリジナル「いろ足袋」を発売!」
その時に同時進行で動き出していたのが、本日紹介させていただく「いろ足袋」だったんですね~
私たちの能力で「加賀染め足袋」と「いろ足袋」の二つの新商品開発は難しいと考えた私たちは、「加賀染め足袋」を優先させることとし、「いろ足袋」を封印してしまったのです。
それから半年近く過ぎた頃に、「いろ足袋」をなんとしても店からデビューさせたと想う気持ちが頂点に達していて、新しい視点で商品開発を考え、何ができるのかを試すようになっていたんですね~
最初の商品開発コンセプトは、男性用の「いろ足袋」で、足袋の底が白ではないものでデビューさせるつもりでいたのですが、最初に開発した「加賀染め足袋」の反響が大きくて、「いろ足袋」も加賀染め足袋の冠を付けて販売することを考えてみました。
そこで男性用としてユニークな図案を考え出し、加賀染め足袋でお世話になった加賀友禅作家の松任先生に試作品を描いていただくことに・・・
これらの模様を描いてくださったのですが、足袋の地色と兼ね合いや、描いていただいた模様の大きさの調整やそのことに伴うコストもかかることもあり断念。
【女性のカジュアル着に提案したい「いろ足袋」】
次ぎに考えたことは、いろ足袋を男性用と現手しなくても、女性のニーズもあるに違いない。
特に近年は木綿のきものファンが全国的に増えていて、いろ足袋を新しいコンセピト提案ができないだろうか。
【部屋履きとなる「いろ足袋」の新しい提案!】
そこで考えたのが、いろ足袋を靴下を履くような感じで部屋履きとしての提案ができないだろうか?
足袋底が白で無いことや、綿100%という素材が足の優しく、人気商品となっているヒール下駄とのコンビネーションにも面白さを感じています。
そのようなことを色々と考えていたら、時間だけが過ぎてしまって年を超してしまいました。
販売方法についてもMakuakeさんの力を借りることも考えたのですが、事あるごとに販売方法を外部に頼んでいては店の成長にも繋がらないと考え、私たちだけでプロデュースすることとしました。
そのことで経費を抑えることができて、一足の販売価格を税込み¥3,630とさせていただきます。
明日からオンラインショップと店頭で販売させていただきますが、4月24日まで10%引きの早割サービスとさせていただきす。
よって¥3,630円の品が4月24日まで¥3,267(10%引き)となり、2足ご注文の方は¥6,500となるサービスです。
当店オンラインショップにて発売開始
【いろ足袋】のカラーは9色。
カジュアルにカラーコーディネートしていただけるように吟味した9色でオリジナルで作成しました。
足袋裏は色がある生地で組み合わせしました。
● 紅梅色(こうばいいろ) ● 栗皮色(くりかわいろ) ● 黒色(くろいろ)
底色は赤色(あかいろ)
● 灰色(はいいろ) ● 抹茶色(まっちゃいろ)
底色は黒色(くろいろ)
● 白鼠色(しろねずいろ) ● 山吹色(やまぶきいろ)
底色は利久茶色(りきゅうちゃいろ)
● 白藤色(しらふじいろ) ● 空色(そらいろ)
底色は紺色(こんいろ)
余計なことを沢山書いてしまいましたが、このいろ足袋を当店のオリジナル品として創りたいことを足袋メーカーの会長さんにお話をさせていただくと、会長さんは私の足のサイズに合ったものを誂えてくださって、その履き心地を味わって欲しいとプレゼントしてくださったんですね~
それが「いろ足袋」を創る切っ掛けとなった最初の出会いで、そこから加賀染め足袋の開発へと向っていきました。
第2弾は加賀染め足袋とはなりませんでしたが、皆さんのご意見を聞きながらワンポイント柄を描くことを諦めてはいません。
そしてこの9色のカラーで子供足袋も作ってみたいと思っています。
まだ先の話ではありますが、いろいろためしながらクオリティの高い足袋が創れるよう頑張る覚悟でいます。
東京での展示会には「加賀染め足袋」と「いろ足袋」を持ち込んで来店された方に見ていただきたく思っています。
楽しみにしていてください。
当店オンラインショップにて発売開始
それではこれにて・・・
お休みなさい。