【店主の呟き】
今日はお客様が少なくて店内の和雑貨コーナーの模様替が進みましたが、きものコーナーに商品が溢れていて21(金)からの卯月の会が始まるまで地味な作業が続きそうです。
【母の日コーナーを設ける】
模様替え手順は母の日の贈り物需要を見込んだ店作りを整えてから、初夏の和のインテリアに和装小物コーナーを触り、明日から卯月の会のテーマとなる「永治屋清左衛門展」のきものと帯を陳列するための売場を確保するために店内の畳が入ります。
商品や備品の大移動が始まりますが、卯月の会にお越しいただいたお客様には、優雅な気持ちを味わっていただけるようディスプレーにもこだわってみたいと考えているところです。
お客様を寄せて会を開くと言うことがとてもエネルギーがいるものです。
店側としては、季節に合った商品や季節の先取りとなる商品を揃えてお客様の披露するわけですから、店の家族を手にしたいと思っていただけるように分かりやすく、そして美しく陳列しなければなりません。
私の店はそこ準備にとても時間を費やしますが、翌月に控えている「初めまして東京展」の事を考えると、これまでとは勝手がまったく違うわけで、模様替えをしながら東京展のことをいろいろ考えてしまいます。
今回の永治屋清左衛門展でも言えることですが、前もって目にしたい商品をお聞かせいただけたら、お見せしたい商品の品揃えが絞られますが、それが適わないから商品量が増えてしまうのでしょう。
毎日目が覚めると、目前に控える永治屋清左衛門展のことと、東京展のことを考えていますが、ここしばらくは店内で繰り広がられる「卯月の会」に集中するように心がけるようにしています。
それでも東京展の段取りが必要とされていて、東京展で東京の仕入先の会場をお借りすることとなっている担当と連絡を取り合って、5月20日(土)・21日(日)の展示会を開く時間を決めさせていただきました。
【東京展の営業時間】
「初めまして東京展」の会場は
東京都中央区日本橋富沢町5番3号 一文株式会社東京店の2階 ☎03ー3661-2798
期日と時間は2023年
5月20日(土) 午前9時半より午後6時まで
5月21日(日) 午前9時半より午後5時まで
21日(日)は後始末のがあることから午後5時で終了させていただくこととしました。
次は品揃えと量をどうすするかですが、今のところ当店の商品と加賀友禅と牛首紬を紹介させていただきたいと考えていますが、東京の仕入先も協賛となるので、その調整をどうしたらいいのかを一人で悩んでいます。
そのような中で、一人で切り盛りができるのでしょうか?
身の丈に合わないことをしようとしているのではないかと、正直なところ不安でなりません。
準備がいろいろあって、ここしばらくは考えないようにしていますが、どうしても東京展のことが頭を過ぎります。
話を現実に戻しましょう。
来週の金曜日21日から開催する「卯月の会」は大きく分けて三ッのテーマに絞られます。
和雑貨では「母の日」の贈り物として提案させていただきたい和柄Tシャツや綿100%のマフラーや綿麻のコットンマフラーに普段遣いのバッグにヒール下駄を紹介させていただきます。
きものでは店が力を寄せている「きもの遊ぶ」と題して、竺仙さんのこだわりの浴衣や丹後木綿、小千谷ちぢみなどのきものを楽しく着こなせるトータルコーディネートの提案。
ここには発売したばかりの「いろ足袋」や「帯留め」などの和装小物から半幅帯も入ってまいりますが、きものの提案で特集するのは「永治屋清左衛門」のきものと帯になります。
永治屋清左衛門展では、お楽しみ企画も用意されてまして、七代目清左衛門が文化庁から依頼されて復元された「お市の方」の打ち掛けを特別展示させていただきます。
そしてお市の方の衣裳に衣裳に織り込まれた地紋と同じ地紋で、正絹半衿を織ることが出来るので、ご来店をいただいたお客様の中で希望される方はネームを入れて税込み3,000で創らせていただきます。
更に、清左衛門がエルメスのスカーフに使っている極上の糸で織ったきもの地の端を沢山保有していまして、その生地からワークショップで帯留めが創れるという企画を4日間行います。
材料費として2,000円が必要となりますが、10分ぐらいで創れるそうです。
店のホームページからも永治屋清左衛門展に関した情報をご覧になれるようにしているので、改めて確認されてみて、興味をお持ちでしたら参加されてみてください。
他にも新しいきものや帯が店頭に並びますが、今日はその中から京友禅の付下げをコーディネートした画像を取込んだので紹介させてください。
【花かご柄の付下げをコーディネート】
その画像がこちらになります。
優しさを放つ四季の草花を花かごに入れた描き出した付下げで、その柔らかさを壊さないように地紋を浮かび上がらせた西陣袋帯で組み合わせてみました。
ここに黄色やひわ色の帯締めでまとめられたら綺麗な着こなしが適うのではないでしょうか。
この花かごの付下げには横段の暈しが入っているのが見て取れるかと思います。
ここに染めた人の職人技が浮かび上がっていて、加賀友禅にはない魅力が秘められているのではないでしょうか。
フォーマルな装いなのに控えめな感性が描かれていて、とてもステキな付下げと言えるでしょう。
長文になってしまいましたが、何か一つでも参考にしていただけたら幸に思います。
ではこれにて・・・
お休みなさい。