【店主の呟き】
路面にポツンと店を持つ私のような店は、何か新しい話題がないと立ち寄ってみようと思う気持ちにはならないのではないでしょうか?
この店の店作りはその点をとても重要視していて、「いついつから〇〇〇を特集しています。」みたいなことを常にSNSで発信するようにしています。
とても手間なことですが、季節に合った情報を外に出していかないと、忘れられてしまう業種になっている気がしてなりません。
特に人工の少ない土地の呉服店は、ありったけの知恵を使って店作りをしていかないと生き残れない時代になっている気がします。
お客様が来てくれるのを待つという体質から、お客様を集まるやり方を考えていくことが重要で、小さな一歩が踏み出すものであったとしたら、目の前の世界を変えていくのでしょう。
久しぶりに京都で和装小物を取り扱う仕入先が店に来ていたのですが、長引くコロナ禍が呉服店の姿を変えてしまったと、その変化に驚いていただけに、やり方次第で新規のお客様を集まられる時代になっているのかもしれません。
どのようなやり方がこの店に合っているのか、実行してみないと分かりませんが、目の前に端午の節句と母の日が近づいているだけに、店内の和雑貨はその需要をどのようにして取込むかにかかっています。
【和柄Tシャツとショールを組み合わせ「母の日」の贈り物に!】
店の模様替えは「母の日需要」をいつもになく意識していて、和柄Tシャツとショールをコラボさせて、ステキな母の姿をイメージさせてみました。
和柄Tシャツは全て税込み¥3,300で、ショールは税込み¥1,100から¥4,510くらいまでいろいろ種類を揃えてみました。
卯月の会の前日に和柄Tシャツが10枚くらい違った柄が加わるので、宜しければ卯月の会に見に来ていただけたら選択の幅が広がると考えてます。
和雑貨コーナーは、ほぼ商品ディスプレーを終え、明日からきものコーナーの売場拡張へと駒を進める予定でいる所です。
明日明後日が最も地味な肉体労働となりますが、やる気満々でいまして、永治屋清左衛門のきものや帯が整理を終えた後に並ぶことを思うとワクワクさせられます。
【葵柄の麻染帯で小千谷ちぢみを着こなす】
そのようなことを言っておきながら、今日紹介させていただくのは、麻100%の小千谷ちぢみを葵柄を麻素材に染めた染帯でコーディネートした画像をここにアップさせていただきました。
新しく入荷したものですが、これまでの縞柄の小千谷ちぢみとは趣も違い、色合も大人っぽくて、そこに合わせた帯が葵柄となればセンスの良さに誰もが振り向くのではないでしょうか。
都会派好みのコーディネートかと思っています。
センスの良さを更に高めるかのような帆布で創られたオフホワイト色の草履台に白と黄色で刺繍された鼻緒で組み合わせた草履で合わせてみました。
この画像からきもの美人が着こなしている姿を想像してしまいますが、とても惹かれるところがあります。
着こなしのシーズンはもう少し先ですが、商品の出始めはセレクトできるだけの品数があるので、早めに選ばれることをお勧めいたします。
卯月の会には小千谷ちぢみと、その夏物に合わせる帯も十分な品数が揃うので、小千谷ちぢみを用意したいとお考えの方は卯月の会に足を向けてみてください。
お気に召していただける品に巡り会えるに違いありません。
参考にされてください。
ではこれにて・・・
お休みなさい。