【店主の呟き】
京都の仕入先が2件店に寄ってくれましたが、きものは夏場の消費が振るわないこともあり明るいニュースを聞くことはありませんでした。
担当者と話をしていて、ネットを上手く活用している先はまだ元気があるような話をしていて、これまでの販売方法では通用しなくなっている時代になっていることのに気づかされています。
頭に痛い話ですが、店としてもSNSから情報を出しながら多くの人に店の存在を認知していただくことに力を注いで行けたらと考えています。
そして県外からでも気軽に相談をいただける店になれたらと思っていますが、まだまだ道は遠くて、この店の未来予想図をしっかり持つて、新しい道を切り開いて行くことが大切かと思っています。
そのような願いを込めて、今日はこの店が目指したい「楽しいきものコーディネート」を紹介させていただきたいと思います。
【お洒落なコーディネート・月にラブソングを】

岡田その子氏の染帯できもの遊び
それは染織作家「岡田その子」氏が紬の帯地に描いた染帯で単衣の装いをコーディネートしたものです。
その帯の模様から、近づく七夕に向けて「月夜にラブソング」をイメージさせていただきました。
夜空に輝く三日月に兎さんではなくて幸せを呼ぶ二羽のフクロウが顔を覗かせていて、奏でるメロディがラブソングだったとしたら素敵だと思わない・・・。
そんな想いを持ってこの帯を綿麻のきものに合わせてみました。
そして足袋を白藤色に底が紺色のいろ足袋で合わせ、草履を兎の音楽隊を刺繍した鼻緒で組み合わせて、月夜のコンサートをイメージさせていただきました。
【岡田その子氏の染帯をコーディネート】

月夜を楽しむ着物コーディネート
腹の模様はこのようになります。
帯〆と帯揚げの色を加え、七夕の夜をこちらのコーディネートできもの遊びができたならハッピーじゃないかな~
この岡田その子氏の染帯は袷の紬や小紋にも合わせられる帯で、帯の地色は濃紺になります。
とても楽しい帯の模様のなので、いろいろストーリーを考えて締めていただけたら面白さも膨らむことでしょう。
参考にされてください。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







