【店主の呟き】
連日の暑さもありまして疲れを溜めております。
店内のエアコンが効き始めたかと感じることができたのは午後の6時近くだったかもしれません。
年間を通して一番暑い時期に展示会を開いていることになりますが、期待ばかりが一人歩きしていて、結果が伴わないことに現実の厳しさを感じさせられています。
一方で県外からの問い合わせや、新規のお客様が顔を出してくださっていることを考えると、着物に興味を持っている方が随分いらっしゃる気がしてなりません。
スーパーで買い物をするのとは勝手が違って、皆さん買い物に慎重ですが、その出会いから物事が動き始まることを考えれば焦りは禁物です。
じっくり構えることが必要で、真摯に対応するように心がけております。
特に県外からのきもの相談は、その相談者が着物に対してどのような想いを思っていらっしゃるのかが分かり辛くて、的は外れな対応になっていないかが気がかりでなりません。
しかしネット社会に加えて、きもの専門店さんが少なくなっていることを考えると、姿も声も聞けなくとも、的確な対応ができる店になっていくことが求められています。
家業店はネット社会にの中で、その対応の経験が足りていないこともあり苦労させられますが、見方を替えればチャンスと言えるのかもしれません。
昨今のデジタル社会の中で信頼とセンスを勝ち取ることの難しさがありますが、経験したことのない道を手探りで歩くことへのワクワク感もあって、“今からこれから”の気持ちを忘れないようにしています。
【夏・単衣用の雪輪柄の帯】

織の帯地に染で雪輪の模様を描いた夏・単衣用の名古屋帯
こちらの帯は単衣・夏用の織物の名古屋帯で、その上から雪輪の模様を染めた品になります。
生地の風合いにシャリシャリ感があって、その手触りから爽やかさを感じさせられています。
地色はブルークレーで、夏小紋や夏紬にも合せられますが、単衣の小紋や紬にも乗せられる帯で、古典柄の雪輪柄がとても素敵です。
【単衣の装い】

オフホワイトの小紋を雪輪柄の帯で単衣の装い
その雪輪柄の帯で単衣用としてもお召になれる小紋に合せてみました。
着物の地入りはお顔を明るく見せてくれるオフホワイト系の色でエレガンスな装いにしてみました。
このこざっぱり感が貴女を綺麗に見せてくれるんですね~
只今涙市に出品中で、雪輪柄の帯が税込み価格¥140,000の品が → ¥98,000となり、
小紋が175,000の品が → ¥105,000(税込み〉となります。
涙市は明日26日が最終日となりますが、何が起こるか分からない社会だけに、最後の最後まで強い心を持って対応できたらと思っています。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







