帰りの電車が遅れて投稿準備が遅くなってしまいました。
少し焦っていますがしばらくお付き合いください。
今日は当店の仕入先が集まっている京都にて浴衣が発表となることから、向う電車の中で、
「センスのいい商品を揃えて、石川県の浴衣ファンを店に集めてやる!
そのためにも自分の店らしい商品を探さなくてはならない!
気合いを入れて廻るぞ・・・!」
そのようなことを外の景色を目にしながら心の中で呟いていました。
そんな想いを秘めて仕入先を回り始めましたが、何処の仕入先も減産となっていて、何処も似たような話をされてましたが、“物作りをする職人が少なくなって数が作れなくなっている”とか、“生地や素材の調達が難しくなっている”など、コロナ前のように羽ばたけなくなっているメーカー側の事情があるようです。
だからといってこの夏の品揃えが特徴のないものであっては人を集めることはできません。
お邪魔した仕入先に思い描いていた商品が見つからなかったら、次の仕入先に向うという、その繰り返しですが、悲しいかな、浴衣を染ているメーカーさんが年々業界から消えていって、仕入先を選択するということができなくなっているんですね~
そして2月の京都は、東京や九州からも製造元が新作を京都で発表していまして、お馴染みの東京・竺仙さんの2024年の新作発表会にもお邪魔して来ました。
多くの人を集めていたようですが、いつものようにこだわりの浴衣を中心に注文を入れてまいりました、
【2024竺仙のこだわりの浴衣が発表になる】
こちらの3点も注文を入れてまいりました。
手前が「松煙染小紋」で向って右奥が「奥州小紋」で、その横が「綿紅梅小紋」だったように思います。
この3点には作り手側の想いが詰まっていて、江戸時代のことわざを引用して女性の美しさを表現したとのことでした。
【日本画の宮本真理子さんが作画】
この図案3点を日本画の宮下真理子さんが作画されたそうです。
【女性の美しさを語る】
その作画の本になっているのが、江戸時代のことわざだそうです。
【立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花】
とても気に入りました。
他にも新しいこだわり浴衣に注文を入れてまいりましたが、年々、販売価格が上がって行くのは材料費の高騰などもあって仕方のないことで、日本の職人さんの手によって作られていることに誇りを持ちたい。
そのように自分に言い聞かせていました。
そしてこちらの画像は、博多織の単衣半幅帯(ゆかた帯)となるもので、このような形で注文を取るわけですが、昨年の半分以下の生産量で正直驚かされました。
毎回京都に来ては作られている商品が少ないことを呟いていますが、これがアフターコロナの現実です。
着物業界は荒波に揉まれて、これまでと違った価値観を生み出そうとしていますが、きものファンファーストで物作りに励んでいたなら、必ずや触れたことのない世界を生み出すと信じたいです。
今年も背伸びをして夏物を用意させていただきました。
目指すは「石川県のきものファンを店に集まること!」個々を目標にして今年もチャレンジさせていただきます。
楽しみにしていてください。
ではこれにて・・・
お休みなさい。