3月は春を装う店作り・そして高齢者となる経営者が考える呉服店のあるべき姿

桜柄の金彩の染帯で春を装う

今日で2月が幕を閉じますが、振り返ると意味のない時間を使い過ぎた月だったと深く反省しています。

 

店作りに対する私たちのパワーが不足していたのではないだろうか。もっと言えば固定観念に囚われない創意工夫が足りていなかったのではないだろうか。

 

いろんなことを考えてしまうが、カレンダーはそんな人の心をくみ取ることはなくて、淡々と時を刻みながら前に進んでまいります。

 

 

【3月は春を装う店作りとしたい】

 

 

 

 

桜柄の金彩の染帯で春を装う
桜柄の金彩の染帯で春を装う

 

明日から3月が始まることから、春の店作りを終えて新しい月に臨む覚悟でいますが、たまたま金沢の仕入先で私と同年代のご主人と一緒になりましてね~

 

共にきもの専門店としの志を持つ同士で、一年近くお会いすることがなかったかもしれません。

懐かしさもあって仕入先で話し込んでしまいました。

 

彼も家族経営の店で、急速な時代の変化に戸惑いながらも後継者がいないこともあって在庫を減らすにはどうしたらいいかを考える経営となっていて、老後の着地点を何処に持って来るかを探っているような話をされていました。

 

今のところ彼のような考えを持つことはありませんが、私もこの先、彼のような考えを持ち始めるかもしれません。

 

家業店はサラリーマンのような定年退職がないので、何処かで仕事から離れるというケジメを自らが示さなければなりません

それが自分の意志であるのか、体調の変化や震災などの予期せぬ出来事からその日がやってくることもあるので、その備えをしておくことは重要ですが、このこと一つ取っても気持の問題ではないでしょうか。

 

しかしながら永遠に生きていられる訳ではないので、残り少なくなっている命をどのようにして燃え尽きるべきかを考え始めるようになりました。

 

自分流でありたいと考えていますが、共にそのようなことを考える年になってしまったんですね~

 

 

 

一昔前は彼とお会いすると繁盛店になりたくて商売の在り方についてギラギラした話をしていたのに、コロナ禍が仕事の在り方を変えてしまったことも彼は話していました。

 

着物業界の高齢化が投げかけている大きな問題ですが、呉服店が少なくなっている中で更に呉服店が少なくなっっているので、困っている人が全国に沢山いるのではないでしょうか。

 

この流れから、呉服店の経営は厳しくて続けられないと考えるのか、その真逆で、全国に困っている人が大勢いるとなれば、やり方次第で多くの着物ファンと出会える可能性がある。

その出会いを有効に活かせたら繁盛店になれるかもしれない。

 

2030年までにあるべき姿をハッキリさせたいと思っていますが、昨晩娘から、「5月10日(金)の小松発⇒羽田着の飛行機がお安い料金で買えるのでどうする。」との電話。

 

今年も5月11日(土)・12日(日)の二日間、東京日本橋で展示会を開催させていただくつもりでいまして、今年は娘にも手伝ったもらいたいと思っていましてね~

 

昨夜の深夜12時までの受付だそうで買うように伝えましたが、今年は娘と一緒に東京へ向います。

詳しいことについてはいずれこのブログからもお伝えできるかと思っていますが、新しい出会いを求めて積極的にチャレンジしたいと思っています。

 

 

【妻の月命日】

 

 

 

妻の月命日
妻の月命日

 

そして今日は妻の月命日だったので妻の元に行ってまいりました。

 

悩ましい日が続いてまして、それに4月の「復興展」に5月の「東京展」と続き、プライベートでも大きな決断をしなければならないことが起きそうで、私の心は「大丈夫なの!」と、問いかけることが多くなっています。

 

張り裂けそうな思いを伝えてまいりました。

 

返事は帰ってきませんが、妻が今も元気だったら「余計なことは考えないで結果往来となることを考えなさい」と、励ましてくれていたことでしょう。

 

そして明日は京都出張の日です。

 

いろんな想いが次から次へと押し寄せてきますが、これが踏み出すということなんでしょうね~

 

では、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

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