この店は郊外の国道添いに実店舗があるために、車の往来が激しいものの店の前を歩く人がほとんどいません。
多くの方が目的を持って車でお越しになる訳ですが、天気が荒れていたりするとお客様の来店が臨みにくいのが店の弱みの一つといえるのかもしれません。
だから繁華街やテーマパークであったり駅の近くに店を持っている先が、ないものねだりで羨ましく思えたりするんですね~
この土地に店舗を構えて29年経ちますが、店の前を人が歩かない店舗であるがために、どうしたら店に来てくださるのかを四六時中考えることが癖になってしまった気がします。
その考え方として
・専門性の高い店を創る。
・その中でも特化した商品で店の魅力を高めて行きたい。
・何でも揃う問屋さんよりも物作りにこだわるメーカーさんとの繋がりを深めて、販売価格が抑えられる企業努 力を重ねて他店との差別化を図りたい。
最初はこのような考えの基で店作りをしていたつもりでしたが、店の存在に気づいていただけない現実がありまして、どうしたらいいかを考えていた時に、商工会の人から、ブログ投稿をして県内外の多くの人に情報を送ることが出来ることを教えてもらって、確か19年前にパソコンに触ったことのない自分がブログを始めたんですね~
投稿を始めてから約2年後に県外から注文が入り始めて、たかが2千円前後の品でしたが、商品が売れたときは天下を取ったような気分になったことを鮮明に覚えています。
しかしその現実は経営を助けるものではなくて、単に新しい扉を開いただけのことで、ここからどうしたらいいのか。
来る日も来る日も、この店が磁石のようになってお客様を吸い付けられる【磁力】のある店にするには何をしなければならないのかを寝ても覚めても考えるようになり、そして思いついたことを実行することで、ここまでこれた気が致します。
商品の魅力が「核」となり、その魅力を多くの人に知っていただくことで、磁力効果が増して来店客が増えるのではないかと考えています。
それは商品の魅力だけでは適えられるものでなく、SNS効果を有効に使った戦略だけで、お客様を惹きつけられるものでもありません。
この二つが噛み合うことで、【磁力】が生まれ出るので、後はここにどんな味付けをするかが、経営センスと言えるのでしょう。
そこにはピンチをチャンスに変えていくキーワードが隠されていて、「安心」の二文字に溺れないようにして、どうしたらお客様が魅力的な店だと認識していただけるか。
その取り組みを具体的に動かしていくのも私の役割かと考えています。
復興展の開催まで一ヶ月を切りました。
あの忌まわしい能登半島地震が起きてから、少しづつですが復興展に向けて種蒔きをしてきたつもちで、その種が【磁力】に変わるまで、自分を信じて頑張りしないと思っています。
とにかく【磁力】を出し切れる展示会へと持っていきたいです。
【縞柄西陣お召を単衣の着こなで組み合わせる】
この画像は西陣お召の縞柄を単衣時期の着こなしとしてコーディネートしたものです。
着物と帯の組み合わせはどなたでも受け入れていただけるお洒落感があって、ここにパンダの刺繍鼻緒の草履下駄といろ足袋を加えたことでほんの少しマニアック感が表現させたかと思っています。
【全通柄の染帯】
合わせた帯が爽やかでいいでしょう・・・。
帯地全体に模様が入った全通柄の名古屋帯なので、着付をしたときに腹とお太鼓の模様の出し方に試行錯誤しなくていいから、とっても締めやすい帯と言えるでしょう。
それの帯の模様が大人可愛いくて、とっも素敵だと思いません・・・。
【オーダーメイドのいろ足袋】
いろ足袋は当店のオリジナル商品で、白藤色をベースに足袋底を紺色のもので合せてみました。
普段着の着こなしとなれば、着物に袖を通す機会も増えるかと思って、足袋の裏底に汚れが目立ちにくい、当店オリジナルの「いろ足袋」を選択してみました。
他にも「いろ足袋」の色がありまして、興味をお持ちであればオンラインショップをご覧ください。
きものコーディネートも含めて参考になれば幸です。
では今日はこれにて・・・
お休みなさ。