今日はちりめん細工のワークショップの日で、参加いただいたお客様には「夫婦鯉」にチャレンジしていただくことになっています。
ちりめん細工の先生でもある吉村はるみ氏のお力をお借りして、午前と午後の二度に分けて10人の参加者を予定でしたが、欠席者もありまして7人でのチャレンジとなりました。
作っていただくのは、夫婦鯉といいまして2体の置くタイプの鯉のぼりを正絹の絞り生地から仕上げるというものです。
【ちりめん細工のワークショップの日】
予め先生が時間内で仕上げられるように細かなパーツを作ってきてくださいまして、それを糸と針で用いて鯉のぼりの形にしていただくものです。
【鯉のぼり作りにチャレンジ】
男鯉と女鯉の2体を作ることもありまして、過去のワークショップも少し時間がかかりましたが、参加者からは頭の体操にもなるといいながら頑張っていた感じがします。
午後の参加者はお話好きな方が何人かいらっしゃって、宴会でも始まったかのような賑やかさの中で笑いが溢れていまして、企画を組んだ側として嬉しく思うところがありました。
【夫婦鯉の完成】
悪戦苦闘しながらも仕上げられた作品がこちらになります。
私は「「夫婦鯉」と呼ばせていただいていますが、いい感じになったと思いません・・・
「次のちりめん細工のワークショップを求める声もあったりして、主催者側としては参加者が少なかったことが反省点として残りましたが、参加者には満足していただけたのではないかと思っています。
話題は替わります。
初めてのお客様から、長襦袢に半衿を取り付けてもらえないかと相談がありましてね~
お客様の話によれば、これまでお世話になっていた呉服店さんが廃業したために、半衿を買いにこられたのですが、半衿を付けることに自信がない様子だったので、当店で取付けのサービスをしていることを話すと、是非お願いしたいと意って、数日後の長襦袢を店に持ってきてくださいました。
【正絹長襦袢に茶色い斑点が・・・】
その長襦袢を確認させていただくと、当店も取り扱いがあった品質の良い長襦袢だったのですが、黄変した斑点が浮かび上がっていましてね~
この画像からはその斑点が見にくいので、画像を大きくしてみました。
【カビが変色した長襦袢】
こちらの画像から黄変した斑点が見て取れるかと思いますが、その斑点はカビが変色したものだと考えられます。
そのことをお客様にお伝えすると、お嫁に出した娘さんの長襦袢だそうで、その娘さんが近く着物を着ることがあって半衿の取付けをお母さんに頼まれたみたいんんですね~
10年近く前にお取引があった呉服店さんが廃業しているので、10年以上前にお求めになった襦袢だと想像することができます。
その間に湿気などによって長襦袢にカビが出たのでしょうが、カビは白っぽい斑点から初めって、そのことに気づかずに年数が経つとカビが変色して茶色い斑点になるんですね~
ここまで変色してしまうとお直しが困難でどうすることもできません。
お客様にそのことをお話しすると、娘は着物の管理ができないもので仕方がないと言っていましたが、管理ができなくても防湿効果のある保存剤が市販されているので、それを使っていただけたら防げたかもしれません。
今回は半衿の取付けだったので、原因と結果を説明するだけにとどまりましたが、これが着物だとしたら大事になっていたでしょう。
ブログを見てくださっている方に注意を促したくて記事にさせていただきましたが、シルク素材の着物や長襦袢は湿気が天敵だと考えてください。
とは言え、子育てや仕事に忙しくしているお母さんには着物管理にまで手が届きにくいところがあって、除湿、脱臭、防虫効果のある「トリマス」という保存剤が発売となったので、こちらの品をオススメさせていただきたいです。
こちらの「トリマス」効果についての記事を2024年3月11日のブログ記事にて詳しく解説しているので、参考にされてください。
この話をしたくて長い記事となってしまいましたが、パールトーン社から発売となったなったばかりの品で「トリマス」効果の記事を書いてからというもの、注文が激増しているので、再びここに紹介させていただくものです。
どうか参考にされてください。
まとまらない文章になっているやしれませんが、疲れもあってどうかご容赦ください。
ではこれにて・・・
お休みなさい。