太陽の日射しが溢れんばかりに降り注いでいて、最高のお花見日和ではなかったでしょうか。
着物でお花見をされている方もいらっしゃるかと思いますが、どうかお洒落な着姿を行き交う人に見せてあげてください。
春の陽気に桜に着物って、贅沢感が半端なくあって格好いいと思うな~
店はお花見日和でお客様が少ないかもしれないと思っていましたが、予想以上にお客様の出入りがありましてね~
Instagramから店の博多織り半幅帯の情報を見て、気になる色合の半幅帯を見に来る方や、富山県から石川県加賀市に来た帰りだとお洒落なバイクに乗って店に寄ってくださったお客様もいたりして、春の陽気につられてきもの愛好家が動き出したことを感じています。
【店のウィンドー】
店は昨日から模様替えを始めていまして、ウィンドーも少し触ってみました。
模様替えを終らせると、知らず知らずのうちに心の中も浄化されていてフレッシュな気持にさせられます。
それは何かが始まるという予感みたいなものを呼び寄せていて、自らを元気にしてくれているから有難い。
明日は小学校の入学式で、二人の娘も着物で孫の入学式を迎えますが、店では早朝から着物の着付を三人の若いお母さんから頼まれていまして、店の奥はその人達の着物や和装小物で溢れています。
先月まで多くのお客様が冬眠しているかのように思えましたが、4月になって一気に動き出して、「今からこれから」という気持ちが膨らみ始め、その先に【復興展】と【東京展」が控えていることを噛みしめながら仕事の段取りに追われているこの頃です。
話題はかわります。
先月着物の染替えキャンペーンを実施していましたが、お客様から承った色無地の染替えと仕立て替えが終り、新しくなった色無地を納めることができました。
そのお客様から、色無地の染替え前と染替え後の画像を使わせていただくことの許可をいただくことができたので、今日の記事に使わせていただきます。
【色無地を染替える前の色】
お客様が持ち込まれた色無地がこちらになります。
お客様には、色無地の染替えにおいて、薄めの色を望まれる場合は、色抜きの作業を加えて、一旦白生地の状態に戻す必要性があるが、希望される色が濃い目の色であるなら、色抜きをしなくても色を重ねて希望される色に染め替え出来ることを説明させていただいて、染替える色がご一緒に考えさせていただきました。
お客様の希望される色が、“グリーン系の”深みのある色だったもので、色抜きをしないで「色かけ」で対応させていただくことに・・・
どちらの場合でも、仕立て上がっている着物を反物の状態に戻してから、「色かけ」をした方が色合のクオリティが高くなるので、その手順で染替えの作業に入らせていただくことに・・・
お客様の色無地は、裏地となる八掛も表地と同じ色にしたいとのことで、一緒に八掛も「色かけ」させていただきました。
【色無地の染替え/ビフォーアフター】
そして仕立て直しをした色無地がこちらになります。
グリーン系の色からお抹茶色のグリーンの色へと染替えたものですが、その染め上がりがとてもいい感じに染め上がっていて、一番着やすい着物寸法で仕立て直しをさせていただいたので、新しい色無地を一枚用意したことになります。
とても喜んでいただくことができましたが。
気になるのが染替えの料金かと思います。
分かりやすく言えば、新しい色無地を購入し、家紋を入れ胴裏も新調して袷仕立てにした合計金額の1/3くらいに治まっているかと考えています。
お得だと思いませんか。
今回の染替えは、色無地にシミやカビが出ていなかったことがコストを抑えることができました。
持ち込まれた色無地の状態によって、料金が多少変化しますが、新しく購入されることを思ったら格安で染替えができるので、いつでも相談ください。
ということで今日の記事とさせていただきます。
ではこれにて・・・
お休みなさい。