今日は小学校の入学式の日です。
お子さんのハレの日を着物で迎えたいと、三人のお母さんから着付を依頼されてまして、今朝は午前7時前に店を開けることに・・・。
天気予報では晴れ後雨となってましたが、雨が降り出したのは午後4時近くなってからで、新しい門出を春の空と満開の桜が迎えてくれていて、着物で入学式を迎えられた方にとっては素敵な一日ではなかったでしょうか。
午後になると、早速着終わった着物のお手いをお持ちになる方が何人かいましたが、とても良い判断だと思っています。
特に今日は蒸し暑い日となっていて、汗が長襦袢や着物に付着していて、しばらく着物を着ることがなかれば、汗取り(丸洗いという仕事)を終えてからかたづけてください。
丸洗いを汗取りだけでなく、シワも綺麗に取ってくれるので、着物に優しいお手入れ方かと思っています。
それだけでなく、汚れがないかの確認もさせていただいて、何か問題があば的確な解決方法をお伝えするようにしています。
なので着物メンテナンスをしないでかたづけることは、ベストな判断でないことをお伝えさせていただきます。
当店では丸洗いやシミ落としの仕事も承っているのでいつでも気軽に相談ください。
さて4月に入って夏物が入荷しはじめていますが、今日は新しくお取引をさせていただくようになった仕入先の浴衣を紹介させていただきます。
【波妖花黒ネオン黒漆浴衣に芭蕉角繋ぎ半巾帯】

波妖花黒ネオン黒漆浴衣に芭蕉角繋ぎ半巾帯
その浴衣コーディネートがこちらになります。
なんとも不思議な模様かと思っていますが、柄名は「波妖花」と言って黒地に黄緑で流線が描かれていますが、その線をなぞるように走っている細い線が黒漆だそうです。
その黒漆の線が不思議な照りを放っていて、黄緑の流線とのハーモニーから見えてくる動きが生きているかのように見える浴衣地かと思っています。
その販売価格は税込み価格¥55,000となります。
【芭蕉角繋ぎ半巾帯】

芭蕉角繋ぎ半巾帯 税込み価格¥33,000の品
そればかりか、合せた半巾帯が実にユニークで、「芭蕉角繋ぎ」というもなんですね~
これまでお取引はなかったために、始めて目にする帯に正直なところ驚きがありました。
芭蕉の繊維を糸にして小さな升目を編みながら繫いでいった半巾帯ではないかと理解していますが、この帯が着物ファンから注目されているみたいなんですね~
実は昨年の夏にネットから、この帯のことで取り扱いがあるかの問い合わせをあり、過去に何度かお邪魔した会社だったもので尋ねてみると、発表と同時に完売する帯だそうです、
そのこともあって浴衣発表に時期にお邪魔してセレクトさせていただいたゆかた帯です。
これまで店に無かったお洒落感が店に届くとワクワク感に変わり、夏をアピールする浴衣として店頭に出してみると、新しく入荷した浴衣地とこちらの芭蕉半巾帯が売約となり、嬉しく思うところがありました。
今日も朝から忙しく過ぎて行った一日で、夕方近くなるとスタミナ切れとなってしまって疲れを溜めています。
明日も忙しくなりそうな予感がするので、この先は身体を休めることに時間を取りたいと思っています。
では、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







