きものの需要が伸び悩む中で、年々増えているのが、着物の丸洗いやシミ抜き・カビ取りなどのメンテナンスのの仕事です。
伸びている理由として、呉服店の減少から着物メンテナンス相談が出来る先が少なくなり、残された店に相談が集まるということが考えられます。
地域のクリーニング屋さんでも着物の丸洗いやシミ抜きをしてくれますが、お店の人が着物に詳しくなく呉服店さんが安心だと言って持ってくる新規のお客様も増えています。
実は衣替えの時期となって、明日から2週間、日頃のご愛顧に感謝する意味合いも含めて、着物や長襦袢などの「丸洗いキャンペーン」を実施するもので、そのことについての記事を書かせていただきます。
あるきもの雑誌に、きものを着たとき、どんな点に注意されますか?
その問いかけに、半衿の出し方。おはしょりの分量、帯の位置、裾の長さなど、気を使うことたくさんあるが、「とにかく汚さないこと」に、いちばん神経を使うそうです。
たしかに、きものは洗濯機に放り込んで洗うわけにはいきません。(化繊の洗えるきものは大丈夫です。)
なので、食べ物や飲み物をこぼしたり、ファンデーションをつけたり、泥はねをあげたり、気を使うこととなりますが、それでも衿や袖口、裾には、人間の体から出る脂分の汚れはつきます。
その汚れを取っておかないと、後になって慌てたりすることがあるので、かたづける前にきもののクリーニングが必用かと思います。
そのクリーニングには二通りあって【丸洗い】と【洗い張り】があります。
丸洗いは、きものの形のままで、揮発油で洗います。
洗い張りはきものを反物の状態に戻してから水で洗うとやり方で、きものに付いた汚れや汗などはキチンと取れます。
その様子を店の悉皆(しっかい)をしてくれている、京都の職先が動画を用意してくれたので、ここにその動画を添付させていただきます。
丁寧に水につけてブラシで洗っている様子が見て取れるかと思いますが、このような仕事をしてくれる人が年々少なくなっているそうです。
洗い張りを一筋に長年仕事をしてもらっている女性の方だそうです。
その職先に丸洗いの動画も送って欲しいことを伝えていますが、皆さんにお目にかけられる動画を用意できなかったのでしょう・・・。
週に一度、京都から店に来てくれていて、お客様からお預かりしたきものや長襦袢の丸洗いやシミ抜きなど、きものメンテナンスに関わる仕事を請け負っていただいています。
今回は「着物の丸洗いキャンペーン」ということで、無理を聞いていただきました。
【着物の丸洗いキャンペーン始めます】
こちらが6月号の「あ・うん」の載せた丸洗いキャンペーン企画となります。
◆着物・羽織・コート:税込み¥6,60が ⇒ ¥5,500
◆留袖・振袖:税込み¥7,480 ⇒ ¥6,600
◆長襦袢:税込み¥5,060 ⇒ ¥4,400
◆帯各種:税込み¥3,960 ⇒ ¥3,300
※パールトーン加工済みの「きもの」・「帯」・「長襦袢」は今回の割引価格から更に10%引きとなります。
明日11日から受付させていただきますので、初めての方も気軽にご相談ください。
ということで今日の記事とさせていただきます。
ではこれにて・・・
お休みなさい