私たちの業界はコロナ禍以降 厳しい状況下に置かれて、そこに能登半島地震の影響やこの暑さもありまして、明るいニュースが届いてまいりません。
そんな折に驚くニュースが入ってきまして、きもの業界に関わる者の一人として淘汰される時代に入っていることに気づかされています。
時代の変化の中でどうしたら着物ファンを集められるのか。
きもの愛好家に役立つ店でありたいと考えるなら何を変えてい行くべきなのか。
そしてそれことを軸に継続が可能な経営とするには、どう結びつけていいのかを真剣に考えていかならない時代になっているのでしょう。
日々の業務に追われていると忘れがちになりますが、仕事をすることの意味を改めて考えさせられるニュースでもありました。
そのようなことを考えていた時に、店に見慣れない荷物が届きましてね~
【お客様の心遣いに感謝です】
それは「福島の桃」と記された荷物だったのです。
その送り状を確かめてみると、福島県のお客様であることが分かりビックリ。
そのお客様は加賀友禅で「狐の嫁入り」の模様を加賀友禅作家・志々目哲也氏にお願いして創作した訪問着と帯を納めさせていただいた方です。
とてもお世話になったお客様だっただけに驚きましたが、早速、お昼に口にさせていただきました。
とても美味して、心より感謝申し上げます。
志々目先生にもお届けさせていただきました。
ありがとうございました。
話題は替わりますが、この暑さの中で明後日25日から「涙市」が開催されます。
この催事を出来る限る「見える化」を図りたいと取り組んでまいりましたが、今日は地元白山市で作られている牛首紬を紹介させていただきたいと思います。
【先染め万筋牛首紬が涙市価格となる】
この画像は涙市に出品させていただく先染めの万筋(細かい縞柄)牛首紬です。
遠くからは無地の着物になって見えますが、目を凝らして見ると縞柄になっていまして、そのことが紬地の見た目の色合に柔らかさがあって、帯が合わせやすくて牛首紬の中でも大好きな着物の一つです。
その一つを紬地に染めた帯でコーディネートしてみました。
紬の着物を紬の帯で合わせていますが、染帯の色合が立ってエレガンスな着こなしになっていると思いませんか?
アッサリした着こなしとなりますが、それだけに品の良さが際立つのではないでしょうか。
腹の模様はこのような感じになりますが、甘い香りをしっかり纏めたくて寒色系の帯〆帯揚げの色を持ってみました。
ここの色の合わせ方はお召になる方の好みで変るのかもしれないが、色の重ね方にメリハリがあると、オシャレ感が増すかと考えています。
今回は決算前の涙市ということで特別な割引価格で発表させていただきます。
割引価格を表示させていただきたいのですが、全国に牛首紬をお取り扱いの先があると思われるので、ネットに表示させていただくことを控えさせていただきます。
染帯は当店価格231,000円となるものを185,000円とさせていただきます。
但しこのお値段は涙市の期間とさせていただきます。
牛首紬は他にも品揃えをしていまして、夏牛首紬も僅かですが数点出品させていただいています。
【夏牛首紬を葵柄の麻染帯で合わせる】
その一つがこの縞柄になります。
色合が深いためにクリアーな色を映し出すことが出来ませんでしたが、墨色にグリーンの暈かしを入れ込んでいまして、白っぽい細縞で割った切れ味のする先染めの単衣・夏物の牛首紬と言えるでしょう。
合わせた帯は麻素材に葵柄を染めたもので、今回の涙市では102,300円となるものを¥82,000とさせていただきました。
夏牛首紬も涙市価格となっていますが、価格表示を控えさせていただきます。
このように涙市では店の取扱商品を分け隔てなく店頭に出品していまして、お気に召していただけるようであれば、とてもお得な買い物が出来るかと思います。
期間中は猛暑日が続きそうですが、お時間が許すようであれば気軽に覗いてみてください。
ちなみに涙市は25日(木)~29日(月)までの5日間となります。
ところで店の閉店時間は午後7時となってまして、閉店後に近くのスパーで食材を買いに出ようかと思っていたら車のタイヤがパンクしていることに気づきましてね~
幸にも明日が車検に出す日となっていまして、車屋さんが車を取りに来ることから状況を説明ささえていただいて、車を動かすことを断念しました。
それはこの投稿を終えてから、歩いて自宅に戻ると言うことになります。
]運動不足でもあることから、いい機会をもらったと思っていますが、今晩の夕食は冷蔵庫にあるもので済ますこととなりそうです。
一汗流して自宅に戻ることとします。
では、お休みなさい。