今日は記事にしたいことがいろいろあって順番に書かせていただきます。
まず先に、9月号の情報紙「あ・うん」が出来上がったんですね~
【9月号の「あ・うん」が完成する】
先月8月号の「あ・うん」の仕上がるが大幅に遅れてしまって、9月号は京都出張後に発行したいと考えてましたが、この暑さでなかなか秋冬情報を探し出すことが出来ずにいて、一月の1/3が過ぎた京都となってしまいました。
毎月この情報紙を作っていることもあって、過ぎて行く一月が早いこと・・・
これを24年以上も続けていることを思うと、“偉いやつ”だと自分を褒めてやりたいです。
この9月号に新しいサービスを始めたことを記事にしていますが、その件については日を改めてブログ記事にさせていただきたいと思っています。
そして今日の午前中になりますが、或る公民館にて落語家の「月亭方気」さんの落語があるとのことで、落語がどういう見てまいりました。
【落語家・月亭方気さんの落語を拝見!】
この方が落語家の月亭方気さんで、石川県七尾市の出身でいらっしゃって、テレビ番組の「笑点」のCMにも出ていらっしゃるそうで、とても頑張っている落語家さんみたいです。
どうして月亭方気さんの落語を見に来たかと申しますと、毎年8月と12月に、当店が主催して金沢国際ホテルにて「着物に集い」となるものを開いていまして、参加者となるお客様には.、音楽コンサートとお食事会をセットにした優雅な時間を過ごしていただいています。
このサービスを2018年から続けてまして、毎年、着物の集いに出演していただく音楽演奏者を捜すことが、会を重ねる毎に難しくなっていまして、或る日のこと、お客様の紹介で、イベント企画を運営していらっしゃる方から「落語」をされてみてはどうかと進められましてね~
機会があれば、落語を取り上げたいと思うところがあり、今日という日にお勧めしたい落語家が近くに来ているので、足を運んで欲しいと案内をいただいたものです。
半信半疑でお邪魔させていただいたのですが、とても聞きやすくて、観衆の心を掴むのが上手く、笑いを誘う落語家さんであることが良く分かりました。
予算が合うものであれば、当店の「着物の集い」にお呼びしたいものです。
そんな感想を持ってその場を離れましたが、前向きに検討させていただきたいと思っています。
この「着物の集い」や店の情報紙「あ・うん」は着物の販売に直接関係することではありません。
お客様との信頼を深めるためのものでもあり、着物で愉しい時間を作り出しものでもあり、店のサービスの一環として取り入れているものに過ぎません。
これが店の味を作り出すものだと考えていて、着物ファンとのコミュニケーションツールとなっている気がします。
考えるということに「限界」を感じることもありますが、ここを乗り越えることが「続ける力」となって身に付くのでしょう。
ここに意味があると思っています。
店のサービスはお客様に満足していただくこと。
この点を勘違いしなければ、「必ず信頼を集まられる」と自分に言い聞かせるようにしています。
さて、これからが仕事の話題となります。
【さつま絣の着物が入荷する】
月初めの出張で注文を入れていた「さつま絣」の着物が本日入荷しました。
こちらのさつま絣は宮崎県都城市にある東郷織物さんで作られている木綿着物のみじん格子という細かな格子柄の着物になります。
しなやかな手触りで単衣仕立てとなるものだと思っていますが、中には裏地を付けて袷にされている方のいらっしゃるそうで普段着となるものです。
遠くから見れば無地の着物になって見えるもので、帯袷がそんなに難しくないところがさつま絣のセールスポイントかと思っています。
届いたさつま絣の中から渋い色合の品を一点出して、お洒落なコーディネートを用意してみたのでご覧管さい。
【さつま絣の着物をオンリーワンの着こなしで楽しむ】
そのコーディネートがこちらになります。
見たことのないコーディネートになっているかと思いますが、最初に目に入るのが当店オリジナルいろ足袋の足袋底の赤色かと思いますが、これは栗皮色に赤の取り合わで作らせていただいたオーダーメイド足袋です。
オンラインショップに掲載中の3,630円(税込み)の足袋になりますが、その横の草履も茶系で秋色らしいカジュアル草履となっていて、趣があると思いませんか。
【D51の型絵染の帯/澤田麻衣子作】
中でも目を引くのは「D51」の紬染帯です。
最初は「D51」と気づかなかったかもしれないが、目をこらしてみると車輪から電車であることが分かります。
この染帯は染織作家・澤田麻衣子氏が染めた型絵染の帯なんですね~
秋号の美しいキモノ雑誌の82頁の「25」に、その澤田さんことを触れていますが、型絵染は発色のいい色合で染めるのが一般的で、花模様を多く見かけますが、何もかもが真逆の作品になっていまして、この作品を目にしたときは驚きがありました。
渋い帯だけれども「D51」という模様を着物柄に使われことがなく、そこに惹かれるところがありました。
一目惚れしました。
こちらの染帯は六通柄になるので、どのような体形をしていても「D51」の模様が隠れることはありません。
なので小紋や紬、木綿の着物などに合わせて楽しんでいただけたら注目されることでしょう。
では、今日はこれにて・・・
お休みなさい。