【県外のお客様からのご意見に答える】
昨日南国のお客様から加賀友禅の着物柄で「レンギョウの花」が描かれた訪問着か付下げがあったら紹介して欲しいとの問い合わせがありましてね~
捜してみましたが「レンギョウの花」を描いた現品はなく、誂えて友禅で準備をさせていただくことができことをお話させていただいたのですが、そこまでのことは考えていないとのことで見送りとなりました。
そのお客様は店のSMSをご鸞いただいてみたいで、「いつもセンスのいいコーディネートが紹介させていて、私好みの品が多くあって価格が表示させていたらいいのに・・・」
そのようなご意見をいただきましてね~
このようなご意見を良くいただくのですが、ここには難しい問題がありまして、和雑貨や浴衣関係はメーカー側から販売価格が設定させているので、デバートの量販店も地域の専門店もその販売価格を重視しているので、お値段を書き込むことは問題がないのですが、絹物の着物や帯はオープンプライスだけに、同じ種類の商品が、取り扱う先によってお値段の付け方が異なります。
私の店は出来るだけ問屋さんを抜いて触接メーカーさんから分けでいただくように企業努力していることもあり、販売価格を押さえたプレイスになっているかと思っています。
これは店の強みでもあるので、アップした画像に当店の販売価格を載せると、同業者から表示した値段を消して欲しいことの電話が入ってきたり、仕入先の担当者から、織リ引き先からクレームが入っているので、表示価格を取り除いて欲しい電話があったりして、記事の一文を削除することが過去に何度もありましてね~
以来、新しい商品のお値段の表示を控えるように心がけています。
いろんなご意見があるかと思いますが、そんな経験から、商品の魅力を価格ではではなくて、コーディネート術や珍しい商品を用意して、それをブログなどから発信することを店の強みに替えて行った次第です。
なのでお値段の表示は慎重にならなくてはなりません。
気にかかる商品が目に入るようでしたら、いつでもお電話やLINE、メールなどからお尋ねください。
【紋織りお召を唐織りの袋帯で合せて春の装い】

先にこの画像をご覧ください。
色無地に帯を合わせて春の装いを提案させていただいているものですが、ここに隠れたコーディネート術がありましてね~
【横段菱紋唐織り袋帯】

それはこちらの横段菱紋袋帯とほぼ同じ地紋が紋織りのお召に入っていまして、着物と帯を菱紋の地紋でコーディネートした格調ある着こなしなんですね~
【着物と帯の地紋を同じ文様で合せたコーディネート】

違った角度から画像を取込むと紋織りお召の地紋が確認できるかと思います。
この着こなしはお茶会の席でも着こなせますし、春の入学式にも対応せきる装いです。
着物と帯の地紋ににこだわってコーディネートすることって、あるようで、あまり見かけないきこなしとなるので魅力的かと思っています。
【加賀染め足袋「菜の花とてんとう虫」】

このコーディネートには季節感を感じる模様らしきものがないので、加賀染め足袋の「菜の花とてんとう虫」で春を演出させていただきました。
こちらの菜の花は「七尾市の花」で、昨年の能登半島地震で復興にいくらかでもお役に立つことができないかと考えて作らせていただいた品です。
この画像から地紋が良く分かるかと思います。
アッサリした着こなしですが、いろんな場に着こなせる装いなので、着物の種類をお持ちで無い方にお勧めさせていただきたいです。
それではこれにて・・・
お休みなさい。