【気持のスイッチの話】
時折冷たい風が吹く付けて、雪が舞い落ちる厳しい寒さに気持が沈むところがありましてね~
路面店となる店にとっては、お客様の来店を臨むことが難しくなっていますが冬の天気に屈する訳にはまいりません。
厳しい冬を迎えてこの土地の暮らす人たちは、誰もが春が来ることを待ち望んでいて、せめてウィンドーだけでも「春」が演出できないかと商品の入れ替えを図ってみました。
【2月のウィンドー】
自己満足でしかありませんが春の訪れを演出してみました。
あまり意味を持たないのかもしれないが、活力を失いかけたときの私流の仕事の向き合い方で、ここを替えたら興味を持っていただけるのではないだろうか?
そのような「気持のスイッチ」を入れて夢を見るようにしているんですね~
大人げない考え方ですが、この気持のスイッチが入ると「創意工夫」と繋がる回路にパワーが流れ始めて、新しい世界が見え始めたりするのでパワーダウンしたときは必ず意識するようにしています。
消費が低迷するいわれている2月が目の前に迫っていて、この「気持のスイッチ」に触れる機会が増えそうですが、チャレンジすることを忘れないようにしたいです。
話題は替わりますが、店は商品の販売だけでなく、きものの丸洗いやシミ抜きやカビ取りなど、きものや長襦袢などのメンテナンスにも力を入れています。
年々きものメンテナンス業務が増えていますが、他にも「きもの再生サービス」といって、お客様のタンスに眠る眠るきものや帯の素材を活かして、何か他も物に作り替えるという相談も承っております。
例えば絞りの羽織を絞りの名古屋帯に作り替えたり、大人の着物を一つ身や三つ身の子供用のきものに仕立て直すこともしていまして、お客様のご要望に添ったきもの再生サービスにも力を入れています。
あるお客様から着なくなった袷の紬のきものから、きものに羽織れる「うわっぱり」のような物を作ってもらえないかと相談を受けていまして、その「うわっぱり」が仕上がったので紹介させていただきます。
【きもの再生/紬のきものを「うわっぱり」に作り替える】
この画像が袷の紬を「うわっぱり」へときもの再生したものになります。
お客様は店の常連さんで、きものを着てスパーで気軽に買い物が出来る羽織り物がないかとの相談を受けていまして、一昔前でしたら「もじり」というウール素材の羽織り物があったのですが、市場から消えてしまっていて、タンスの眠る紬のきものから作らせていただくことに・・・
洗い張りをしてから、赤い紬八掛を裏地に活かして仕上げたものです。
掛け合わせとなるので、帯を締めないで伊達締めまま羽織ってしまえば、外出が可能な装いになります。
始めて作らせていただいたのですが、皆さんのきものライフに役立つのではないかと思ってここに紹介させていただきました。
参考になれば幸いです。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。