【店主の呟き】
私の店は訪れる日本の四季をとても大切にしていまして、季節の移る変りと共に店内の品揃えを変えています。
一年がお正月から始るとしたら、年末にお正月飾りや、和装だったら防寒となる商材を核とした品揃えでお客様を迎えるようにしていますし、お正月気分が抜けきる頃には木目込みひな人形が店内に並び始め、サクラが咲く頃になれば、春が来たことを告げ桜模様ののれんやタペストリーが彩りを明るくし、和装は入学式の装いともなる小紋や訪問着を意識した清楚な装いを提案させていただくようにしてります。
なので店内は歳時記と共に品揃えを変えていって、当然のごとくウィンドーや店内の彩りも変化していくので、来店された方は店に来る度に店内の雰囲気が変って見えるのではないでしょうか?
【端午の節句の兜の木目込み人形とタペストリー】

例えばお客様と語らうスペースの一角には、サクラと木目込み人形の兜と鯉の滝のぼりのタペストリーを提げて「端午の節句」の迎える演出をして、日本の伝統文化を当店の取り扱いのある商品でお伝えさせていただくようにしております。
【春を彩る/加賀友禅訪問着と菜の花麻のれん】

そして着物コーナーでは入学式を意識した装いを提案させていただいてまして、こちらの画像は加賀友禅訪問着と草履バックを合せていて、その背景に菜の花の麻のれんを提げて、ほのかな春を演出させていただいたものです。
このように、「和雑貨」、「和のインテリア」、「和装小物」、「着物や帯」を今のシーズンであれば「春」というキーワードで繫いで楽しんでいただくようにしております。
私のこだわりでもありますが、このスタンスを続けて行くということは、訪れた季節に合った商品が必用とされる訳で、同時に毎日が店の模様替えみたいなところがありまして、ここに創意工夫というものが生まれるんですね~
季節商品を生かしてお客様の視覚にどう訴えるのか?
「A」という商品を使って「B」と「C」の商品をどのようにして繫ぐのか?
ブログにアップしている画像をからもお分かりいただけるかと思いますが、着物に帯を合わせてそこに和装小物を添えているのは、見る人の心にどう訴えるかを大切にしているからです。
季節商品を仕入れることも、季節商品をタイムリーな時期に紹介させいただくことも、関連商品を繫いで「8」の魅力をツーランクアップさせた「10」の魅力に変えていくことも、そしてそれを店の情報としてネットに発信していくことも、それを続けて行くことも・・・
何一つ手を抜くことが出来ないだけに気苦労が絶えませんが、ここがこの店の生命線と思えるだけに頑張っていられるのでしょう。
毎日が一人相撲をしているかのようで筋書き通りには運びませんが、続けることで信頼が生まれることがあるので、これまで通り”面倒だと思える”このプロセスを変えることはないでしょう。
理解に苦しむ記事となっているかもしれないが、今日はこれで終らせていただきます。
ではこれにて・・・
お休みなさい。