今日の日中の暑さに悲鳴を上げています。
暑さ慣れしていないこともあるのかと思いますが、夏がジワリジワリと近づいていて、そろそろ夏を迎える準備が来たのではないでしょうか?
今年の夏は例年に比べて暑くなりそうな予報が出ていて、夏と言えば、夏祭りや花火大会を連想してしまいますが、その日本的な夏の風情を盛り立ててくれるのはが「ゆかた」ではないでしょうか?
しかしコロナ禍で2年続けて感染防止策の一環として夏祭りや花火大会の開催が見送りとなり、そのことでゆかた需要が止まってしまって、ゆかた業界はこれまでに経験したことのないダメージを受けることとなりました。
そして迎えた3年目の夏。
感染拡大は治りつつあり、夏の行事がコロナ前に戻ったとはいえませんが、石川県では花火大会も開催されるよのことで、ゆかた需要に期待を寄せているものの、消費者から盛り上がるゆかたへの関心度は低く、過去のコロナ禍の状況と変わりない感じがして、私たち業界の奮起が望まれるところとなっております。
とはいうものの、ゆかた需要はこれからで、当店として新規のお客様の来店に期待を寄せているところです。
そこで今日は古典柄白地のゆかたを男女に分けてコーディネートしてみたのでご覧ください。
こちらは竺仙さんから出されている綿紅梅小紋をゆかたとしてコーディネートしたものです。
白地に藍を活かして染められた菖蒲だと思いますが夏の草花を涼しげに描いていて、墨色の博多降り粗紗(あらしゃ)ゆかた帯で、キリッとした装いにまとめたものです。
大人の香りがしてとても素敵だと思いませんか?
こちらの綿紅梅小紋は夏の単衣物きものとしてもお召になれるもので、夏名古屋帯に夏の帯締め帯揚、そして夏の長襦袢があれば、街着として楽しんでいただけるきものです。
ゆかたとしてコーディネートさせていただいたゆかた帯と下駄がこちらの画像になります。
下駄を少し個性的な品で合わせましたが、面白みがあって可愛いと思いませんか?
そしてこちらは麻が22%入った綿麻の亀甲柄白地ゆかたになります。
単なる白地ではなくて太い縞になっていまして、博多織りリバーシブル角帯で装いを整えてみました。
今年の男物ゆかたは模様が入っているものが多く、どちらかと言えば白地ゆかたは「夏のくつろぎの衣装」って感じがしませんか。
こちらの装いにパナマハットをかぶってお出かけとなれば、紳士がゆかたで町を歩く映画のシーンを思い出したりもしますが、とても爽やかで素敵ではないかと思っています。
こちらの小物をコーディネートに使わせていただきましたが、角帯は縞縞柄と無地のリバーシブルタイプの博多織り角帯で、下駄は店で話題となっているヒール下駄のメーカさんから出されているこだわりの下駄になります。
仮にご夫婦で白地ゆかたで外出されたとしたら、格好いいと思いませんか?
例えばカウンター越しで冷たい飲み物を飲みながら会話を楽しめたりしたら素敵でしょうね~
店内はゆかたにゆかた帯、そして下駄も充実させて、お洒落な装いを専門家の目で提案させていただいています。
お手軽な既製品のゆかたも悪く無いと思いますが、ゆかたに袖を通すのであれば、ご自身の体型に合った寸法でお仕立てを加えて、着やすさを味わってみてください。
夏はこれからです。
ゆかたに関わらず和装のことでしたら何でもお応えできるかと思っているので、いつでもご相談ください。
それではこれにて・・・
お休みなさい。