申し分のない春の陽気になり気持ちのいい一日でした。
今日は外回りに徹していましたが、昼食後に眠気が襲ってきて、仕方なく公園の駐車場で車を停めて一休み。
単にそれだけのことなのに、暖かい日射しが心を豊かにしてくれるから不思議です。
この暖かさで桜の開花情報に火が付くことでしょう。
「春」って、優しい響きに包まれていていいですよね~
草花は空に向かって力強い生命力が宿り、日本の社会は年度末を迎えて、これから新しく社会に飛び出す社会人一年生もいれば、小学校に入学されるピカピカの一年生もいて何かが始まるって感じがしませんか?
期待が膨らむ春とも言えますが、その入学式が近くなり着物で臨むハレの日であって欲しいと願っているところです。
そんな心境の中でお伝えしたいことは、着物での出席をお考えであれば、念を入れて抜かりがないかをチェックされておいてください。
かんざしや帯〆帯揚げの色合いが着物に合っているか?
草履やバッグが安心できる状態であるか?
着物にタタミジワが入っていないかなど、鏡に映したご自身が清楚で気品ある装いに仕上がっていることを想像されてみてください。
特に装いに加える帯〆帯揚げの色の使い方ってとても大切かと思っています。

附下をコーディネート
この画像は30代の附下の装いをコーディネートしてみたものです。
入学式のお母さんの装いを意識していますが、銀ネズの附下に金をベースにした袋帯を合わせ、帯〆帯揚げでの色で清楚な感覚を整えてみました。

甘い色合いにキリット走る紫系の帯〆に緊張感があって、装いをまとめている思われませんか?
とても綺麗でセンスが輝くコーディネートかと思っています。

附下に合わせた帯〆帯揚げ
附下の地色である銀ネズの色が帯〆と帯揚げに絡んでいて、装いの邪魔をせずに美しさを際立たせたのではないでしょうか?
帯〆帯揚げの色合いの威力って凄いでしょう。
「コーディネートがシュクリこないな~」そんな引っ掛かりがあるようでしたら、帯〆帯揚げの色を変えてみてください。
全体の雰囲気が間違いなく変わります。
その意味でも、コーディネートの最後の仕上げを帯〆帯揚げで考えてみてください。
そのお手伝いをさせていただきたいと思っているので、気軽に相談ください。

附下をコーディネート
ちなみにここでコーーディネートした附下の上前はこのような感じです。
伝えたいことを書き入れませんでしたが、理屈ではなくて目の感覚で感じ取っていただけたら幸いに思います。
ではこれにて・・・
お休みなさい

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







