昨日は来店客が少なくて気落ちしていましたが、今日は一転して馴染みのお客様の来店が続いて、笑い声が絶えることがありませんでした。
元気をいただくことができたことに喜びを感じていますが、京都の仕入先から電話をいただく声は元気がなくてコロナ禍のダメージを受けていることがうかがえます。
私たち同業者はコロナ禍で一生懸命頑張っているのに、報われないコロナ禍に進む道を失っていて、我慢の先にきもの専門店さん形を変えてしまうことがあるかもしれません。
そうならないためにも、しっかりしたビジョンを持たなくてはならないし、仕事の在り方も変えていかないとならないのでしょう。
そこで考えているのは、着物の魅力を多くの人に伝えるための取り組みとして、着物に袖を通したお祝い事の写真やきもので過ごす日常の写真を集めたサイトが作れたら、着物の対する見方が変わり始めるのではないだろうか?
雲を掴むような構想ですが、そんなことを考え始めるようになりました。
具体的な手順がまったく分かっていないのに、その話しを娘にすると「#」に単語を付ければ集められるのではないだろうかとの話しでした。
ならばと、話し合いの場を持って「#きもの時間夏」で動き始めてみることとしました。
見知らぬ人の心を動かすことの難しさを十分承知しています。
それを無理だと決めつけないで、新しい風を起こすことに知恵を使うことに意味があると考えていまして、浴衣にスポットを当てた写真を集めてみたいと思っています。
途中で挫折するかもしれないが、きもの専門店として新しい風を起こすことができる店になりたいです。
今日は遅くまで来客がありまして、記事にするネタを考えることができませんでした。
急いで用意したのがこの画像です。
6月となれば衣替えの季節で、着物の装いも夏用の帯締め帯揚げを使うようにしてください。
アップした画像は夏用の品で、メッシュのように組まれた帯〆と絽や紗の生地を使った帯揚げになります。
手に取って見ていただけないのは残念ですが、通気性を良くすることを考えて作られた品で、見た目の涼感も大切なポイントかと考えています。
しかし、帯締めや帯揚げに夏物があることを知らない人も少なくないみたいで、きものコーディネート相談でアドバイスがしにくい場面がよくあります。
それは結婚式等で夏でもエアコンが効いているからと言って袷物(冬物)をお召の方が増えていまして、小物だけ夏物を勧めてもバランスが取れなくて悩ましい限りです。
そのことから端を発しているのか、夏物の装いに袷物に使う帯締め帯揚げを使っている方がいて、言葉が適当でないかもしれないが、きもの崩壊が起きていると言えます。
業界人としては、着物を着ていただけるだけで喜ばしいところがありまして、間違っていることにイエローカードを出せない弱い立場になっているのが現状です。
なので夏物には夏物の帯締め帯揚げを合わせるようにしてください。
また、カジュアル着に涼しさを強調させる意図もあって、トンボ玉の帯留めで楽しんでいただくことは、お洒落な着こなしの在り方かと思っています。
これからの季節、浴衣にも合わせる半幅帯のも活用できて、ワンランク上の着こなしができることでしょう。
参考にしていただけたら幸いかと思います。
ではこれにて・・・
お休みなさい。