今日は富山県と福井県からお客様がお越しになってくださって、とても嬉しく思うところがありました。
今回の涙市は県外からの相談が多くありまして、いつもと違った感じを受けています。
会の二日目は、昨日よりもお客様が多く来られていて、一日の目標金額をクリアーできたのではないのではないでしょうか。
いい時もあれば最悪の時もあるので、最終日まで気持ちを引き締めて「涙市」と向き合っていければと思っていますが、取りあえず一日を終えてホッとしているところです。
後は今日のブログ記事を書くことですが、毎日、自宅と店の往復で仕事しかない生活に、これでいいのかと思ったりしています。
しかし見方を変えれば、こんなにも仕事に夢中になれるとことは幸せなことで、もっともっと着物をこよなく愛している人にステキな装いを提案できる店になりたい。
そんな想いがあるから、気持ちが折れることがあっても頑張れるのかもしれません。
そんな私が本日照会させていただきたい着物は加賀友禅訪問着です。
その訪問着というのがこの画像の品で、音楽を題材にした加賀友禅訪問着です。
協賛品とし出品していただいた品で、担当者に音楽に関した模様を加賀友禅で描いた訳を聞いてみると、5月の私の店で「音のない音楽会」という催事のきものや帯の品揃えに刺激されてこの訪問着を作ったというから驚かされました。
この訪問着には五線譜と音符と猫の模様が生地の地紋として浮かび上がっていて、地色を紫と辛子色とに指し分け、上前にライブコンサートの演奏者のシルエットを墨色で描き上げた、音楽を楽しむ着物かと思っています。
面白いと思いませんか?
担当者は私が必ず取り上げるに違いないと思っていたみたいで、この訪問着を陳列したときに胸の内を明かしてくれました。
おそらく加賀友禅訪問着でこれだけの遊び心を表現した着物は珍しいのではないかと思っています。
そして驚かされたのは模様だけではありません。
この訪問着には八掛も付いていまして、なんとそのお値段が、¥198,000(税込み)という涙市価格に二度ビックリ!
このようなお値段が出せるのも加賀友禅の地元だけらできることで、これが県外で販売されるとなれば数十万はすることでしょう。
音楽が人生の友達だとお考えの方に、この訪問着をお召になっていただきたいと思っています。
今月27日までこのお値段で受け付けていますので、興味をお持ちでしたら連絡ください。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。