【この道50年の店主の呟き】
この一週間というものは、10年に一度と言われるような冬の嵐と積雪でお客様を迎えられる道路状況ではなくなっていたこともありまして、仕事らしいことが出来ておりません。
実店舗の来客も少なくて、考えさせられるところがあります。
雪で言い訳が出来ても誰も助けてはくれない訳で失った時間を春が来るまでに取り戻さなければなりません。
ようやく冷静になって本業のことを考えられるようになりました。
私の店は郊外の国道沿いに店舗を持つ店で、店の前はほとんどといっていいくらい人が歩いていません。
なので、目的を持って車でいらっしゃる店かと考えております。
そのこともありまして、SNSで店内の情報を出して一人でも多くの方にこの店の存在を知っていただける機会になればと思っていますが、SNSを見た人からにの問い合わせや来店がないと意味を持つものではありません。
その効果は少しずつですが出ているように思えますが、テレビの番組などで、パンは〇〇のお店で買わなくてはならないとか、野菜はどこどこ農園のものがいいとかいって、買いに走ったりおとり寄せしているシーンを見たりすると、この店でもそんな商品やサービスが作れないものかと考えてしまいます。
それは生活に溶け込む物がベターだと考えていて、使い切ったら再び買い求めにいらっしゃるような性格の消耗品です。
仮にそのような商品が店に存在していたら来店客数は伸びるわけで、天候の悪い日が続いたとしても、必要に思ってくれる人は来店いただけるのではないでしょうか。
そのような性格を持つ商品やサービスをどのようにして見つけ出したらいいのか?
現状で考えられることは、和装品であれば「半衿、足袋、かんざし」くらいかと考えていまして、サービスとなれば「半衿の取り付けやお子さんのきものの縫い上げやきものの選択やシミ抜き」になるのではないでしょうか。
和装以外の商品であるなら「お香と線香」かと思っていますが、これらの商品やサービスを店の強みにしたいと考えてこなかったために、それらの情報が広く世間に知っていないのかもしれません。
そしてそれらが、揺るがぬ情報として定着することが重要だと考えています。
他にも何があるのかを探し出さなくてはならないが、それらの中に店に強みとなるものがあるように思えてなりません。
昨日のことで、店に金封入れを買い求めにいらっした方がいまして、3人の来店だったのですが、時間差で、他に3人が入店されて別のお客様かと思ったいたら、皆さんがご家族で、店内の中を見たかったのでしょう。
このようなことでもなければ、気軽に店内に入れないという敷居の高さみたいなものがあるようです。
何が言いたいかといえば、興味を持ってこの店を見てくれている方が意外と多くいるように思っていて、店の強みとなるものが、必需品の中から見つけ出せたなら、店に興味を持っていただいている新規のお客様が増えるのではないでしょうか。
「絵に描いたぼた餅」かもしれないが、そのようなことにも感心をもっていると、ひらめきとアイディアが突然湧き上がることがあるので、現状を変える作として強化していけたら思っています、
さて、店内の模様替えは一部のコーナーを残してほぼ終えることができまして、冬眠していらっしゃるお客様に遊びに来て欲しい気持ちでいるところです。
【古ちりめんの木目込み雛人形・東宮五人飾り(押絵屏風付き)】
どれもこれも可愛い娘だと思っていまして、こちらの古ちりめんの「東宮五人飾り(押絵屏風付き)」の陳列場所を変えてみたら、とても見やすくなりましてね~
女の子の初節句に可愛いと思って用意したもので、塗台の大きさが巾57×奥35㎝あるもので、屏風の高さは22㎝となります。
五人飾りはこちら一組だけで、他は男雛と女雛が一体となる親王飾りのお雛様となります。
木目込雛人形はどれも古ちりめんを使った一点物となりますが、心が癒やされるので店の近くにいらっしゃることがあれば覗いて見てください。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。