【店主の呟き】
北陸の冬の空はとても意地悪で雪掻きをして車が動きやすい環境を整えても次から次へと雪が降る落ちてまいります。
今朝も店に行くと、駐車場には水を含んで重たい雪が振り積もっていましたが、深夜に国道をブルが雪をかき分けて行ったのでしょう。

駐車場と国道の間の雪
ブルがかけ分けていった雪の塊が駐車場をふさいでいて、その雪を取り除くことにも時間を要し、今日も3時間近く雪と格闘していました。
重たい雪を取り除きながら、「いつまで私たちを苦しめたら気が済むのだろう!」
思うように仕事が出来ない不満が怒りに替り始めて、腹立たしく思えてまいりましてね~
自然に喧嘩を売っても何も変わらないのに、疲れがピークに達していて私の心は穏やかではありませんでした。
雪国にお住まいの方であれば、よく似た感情をお持ちではないでしょうか?
割り切るしかありませんが度は過ぎています。
【癒やしの和のインテリア】

癒やされる空間
店内の模様替えが終ろうとしていますが、外は雪の山と化していて、店内に入ると異次元の世界が私を優しく包み込んでくれています。
娘達はお客様との出会いを待ちわびているのに、悲しいかな、お客様がお越しになることはありません。
目の前に節分が迫っていても、誰も関心を持つ人はいなく静かに時間だけが過ぎてまいります。
仕事への使命感が薄らぎがちですが、雪でお客様が動けないことを考えたら、現実に目を向けるよりも、この先のことを組み立てることが得策ではないだとうか。
北陸で暮らす人達はこの雪で自由を奪われていて、皆がストレスを抱えているに違いない。
だとしたら、この店が息抜きが出来る空間であるべきで、贅沢な「春」を伝えられる店であることが重要かと思っています。
まずはここを抑えた上で、2月の京都月商は博多や東京、新潟からも物作りをしているメーカーさんが集まり、初夏から盛夏に向けての新しい夏物のきものや帯が発表されます。
この機会を見逃すと、夏場に向けて旬とされる商品を店頭にて紹介することが難しくなります。
コロナ禍が緩和される中でこの夏は人が動くと考えていて、その商品の備えと企画力が明暗を分けるのではないでしょうか。
私の仕事は和物商品でお客様のライフワークに喜びを手にしていただくことです。
おしゃれなきものの着こなしであったり、心が和む設えにどれだけこの店がお手伝いが出来るかが、この店の役割となるのでしょう。
だから日が過ぎれば消えてなくなる雪なんかに心を折らすことがあってはならないのです。
自分で何を記事にしているのか分からなくなっていますが、何があろうとも情熱を持って未来に絵を描くことが出来る経営者でありたいものです、
嫌な自分が出てしまいましたが、今日はこれで終らせていただきます。
では、お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







