今日は新しい素材の長襦袢のお話です。
長襦袢とは白い衿が付いた下着のようなもので、肌着と着物の間に着るものです。
意外とこだわりを持たないのがこの分野の商品で、着物初心者の方が考えている長襦袢の知識というものを幾つか紹介してみます。
・ 留袖や喪服には白の長襦袢を合わせるということを知らなかった。
・ 長襦袢は淡いピンクやクリームだと思っていた。
・ 長襦袢が一枚あれば、どんな着物でも合わせられると思っていた。
・ 着物と長襦袢の寸法が合っていないとおかしいことに気付かなかった。
・ 季節に合った仕立て方や、素材の種類があることを知らなかった。
書き出したらキリがありませんが、着物を初めて着る方には分らないというのが一般的なようです。
どうしても、着物や帯が主役で、見えない長襦袢はおまけのような考えか方で終わってしまっていたことが「分らない」という人達を増やしてしまったのかもしれませんね。
私は最近になって、見えないところの「お洒落」と「心地良さ」というものをお客様に提供したいと考えています。
そこへタイミングよく尋ねてきたのが京都の仕入先。
きものメーカーが新しく開発した小紋柄の長襦袢を見せてもらいました。
これまで市場には無かった 「綿シルク」(絹60%・綿40%) 素材の長襦袢なんですよ・・・・・
メーカーの担当者は、軽くて肌触りも良く自宅で手洗いが出来る襦袢であると言っていました。
天然素材でもあり、通気性も良さそうです。
それに模様に遊び心もあり、手洗いが出来るとなると、とても興味をそそります。
しかし、
この素材を実際に着てみないと担当者の話をうのみには出来ません。
着物との相性はどうなのか・・・・・
着た感じの肌触りはどうなのか・・・・・
シワの程度は・・・・・
洗ったらどうなるのか・・・・・
私が店のモニターになって体験してみることに。
楽しい模様の襦袢が沢山あった中で、私が着ても可笑しくない柄を選んでみました。
それがアップした写真の模様です。
着物の柄や色ばかりが注目される昨今ですが、きもの愛好家は着た感じの心地良さも知りたがっています。
着物が楽しいという条件の中に、見えないところのお洒落と心地良さも加えて提供出来る店になりたいですね・・・・・・・

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







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