【店主の呟き】
永治屋清左衛門展が迫っていて、その段取りを頭の中でいろいろ巡らせているが、問題はお客様がどれだけ清左衛門のきものに興味を持っていただけるかで、主催者としては商品の魅力を伝えて行かなくてはなりません。
これがとっても難しいんですね~
というもの永治屋清左衛門のきものや帯をお客様は目にすることがほとんど無くて、他店で取り扱っている先があまりなく、石川県で永治屋清左衛門展をするのは当店だけかもしれません。
なので会を始める前にこのブランドの魅力を知っていただくことがとても大切かと考えてます。
先月この商品を作っている会社にお邪魔したときのことです。
担当者から東京のデバートで「龍村織物」「川島織物」「永治屋清左衛門」の3社合同の展示会をしていたが、自社のブランドを知らない人が多く販売に苦労された話をされていましたが、きものを求められる方は「安心できる商品」であることを重要視されます。
言葉を換えるならブランド名や作家名が商品の価値を高めていて、知れ渡ったブランド名は商品を販売する上で強みとなるものです。
今回「清左衛門展」を開催するに当たって、商品の特徴と魅力を知っていただくことを優先順位の一番にしたいと考えていまして、昨年12月のクリスマスパーティーでの永治屋清左衛門のきものや帯のプレゼンから始まって、様々な情報を出してまいりました。
どれだけご理解をいただけているかは、会が始まってみないと分かりませんが、今週の金曜日からの開催となり、前宣伝となればと今日も呟かさせいただきます。
【永治屋清左衛門が織って仕上げた名物裂横段訪問着】
この画像は永治屋清左衛門のきものの中でも高度な織物の技が必要とされるもので、大人のゴージャス感は他のきものにはない魅力を秘めております。
名物裂横段文訪問着とされていて、三本ずつの線を交差させた三重襷(みえたすき)や桐立涌などの有職(ゆうそく)文様を二重織物と唐織を組み合わせて織った格式の高い訪問着です。
そのきものに清左衛門が唐織でナポレオンローブを再現した白っぽう袋帯で組み合わせてもました。
白っぽい帯を合わせたのは。立ち姿の重たく感じるきもの色合が、白っぽい帯の色が、きものの色を抜いてくれて、全体の装いが軽くなる感じがするからです。
いずれも永治屋清左衛門が織ったきものと帯になりますが、織物なのにこのような華やかさを出すことが出来るのは、230年余りの歴史の中で培わせてき織物の「技」と、絹糸の世界最高峰といわれている「6A」ランクの極細の糸を用いてるからで、その糸はエルメスのスカーフに使わせているものと同じだそうです。
高級食材を一流シェフが創作料理で目の前に出されたものが先ほどのきものコーディネートで、21日(金)から24日(月)までの4日間、皆さんにご覧いただく運びとなったものです。
【きもの雑誌掲載柄】
こちらの訪問着は雑誌開催柄で雑誌では、平清盛ゆかりの三ツ蝶文様唐織り袋帯で格を添えたと書かれていますが、黒地の帯を持ってくると更なる上級者って感じの装いになるかと思います。
参考にされてみてください。
今回の永治屋清左衛門展は、このようなフォーマル着となる物もあれば、カジュアルな雰囲気も物。夏物も出品させていただきます。
期間中はお楽しみ企画も用意していますが、きものがとてもステキなので、この機会は足を運んでいただけたら嬉しく思います。
お楽しみ企画はホームページに解説を加えているので参考にしてください。
ということで、今日はこれにて・・・
お休みなさい。