11月といえば霜月(しもつき)。旧暦でいえば、今は12月半ばで霜が降る月です。
霜月の、この霜降月を省略したものが霜月になったという説が一般的だと言われています。
ところで、霜を降らす女神のことを、青女(せいじょ)というのだそうです。
日が昇れば、その光に溶けて消えてしまう霜の花。きっと、寒い日に朝早く起きた人だけへの、女神様からのプレゼントなのかもしれません。
その結晶の形から、六(む)つの花と呼ばれる雪に対して、霜を三(み)つの花と呼んだりもします。
11月の異称は、他に神楽(かぐら)月、雪待ゆきまち)月、風寒(ふうかん)、神帰(かみかえり)月などがありますが、来るべき寒さに備えつつも、その表情を楽しむことを昔の人は忘れていはいなかったようです。
或る本を参考にして書かせていただいたものですが、このような書き出しから記事を書き始めると何故か心が落ち着きます。
その裏側には、気ぜわしい時間に流されてる一日だったこともあって、気持ちの切り替えになればと思って記事にしたものです。
少しだけ気持ちが軽くなったみたいです。
さて、今年も残り2か月となりましたが、年内の催し物予定がほとんど決まりました。
これからはどのようにして販促を組み、催事の肉付けをしていくかですが、その先陣を切って開催するのがこちらです。
毎年恒例となっている感謝祭で、この一年を締めくくる意味での「15万円以下の着物や帯の会」です。
これは、着物や帯を割引させていただく6日間の感謝祭で、割引を加えたお値段が15万円を超えないという、リーズナブル感溢れる和装催事となります。
なので期間中は15万円を超えるものは一点たりとも並ぶことがありません。
そしてその会が終わると、12月には来年用の古布を使ったお雛さんの木目込み人形を発表させていただきます。
今日はこの映像にある原稿を仕上げるのに必死になっていましたが、どうにか構成を終わらすことができて急いで印刷に出したところです。
以上が年内の店内催事で、店外催事になると12月7日(水)と8日(木)の両日に京都の町屋「花洛庵」にて、お客様を対象にした展示会が企画されていて、東京では12月9日(金)と10日(土)に地元の牛首紬を日本橋にある「プラザマーム」にて、一般のお客様を対象にした展示会を予定しております。
時を改めて店外催事のご案内を入れたいと考えていますが、この二つは販路を広げる意味でも取り上げてたいと考えているところです。
そのようなこともあって、ここ数日、頭の中がオーバーヒートしていて店のことが手につかない状態でした。
そして、店で月一回発行している季節を楽しむ情報紙「あ・うん」が200号に届きましてね~
今日から200号の構成に入ったところですが、一部の人から記念すべき節目となる時ではないかと言われる人もいて、少しプレッシャーを感じているところです。
しかし自分としては、心に余裕もなくて、いつもと変わらないものになればと思っていますが、積み上げてきた回数が私の力になっているような気がしてなりません。
何を思うかと申しますと、目の前に立ちはだかる手に負えない出来事や、新しい事にチャレンジしてみて厳しい状況に置かれても、諦めないでいたならば、満足できる結果を得られないとしても、なんとか物事は終わっていくということです。
そして過ぎてしまえば、例えとして適当ではないかもしれないが、お風呂に入ってアカを落とした後みたいなたみたいなスッキリ感があって、辛かったことは自然と忘れてしまい懐かしさに変わっていくものです。
この年になるまで生きていると、悲しかったことや辛かったことは私の後ろに山積みなっていますが、過ぎてしまえば、ひと固まりとなった過去のもの。
何もかもがリセットされていて、免疫力というか、耐えられる力が育っていることに気づかされます。
特に経営というものは数字で物事の良し悪しを測ります。
それって対外的なもので、経営の分析にも繋がるものですが、何かにこだわり続けて行くことは別の次元に思えてなりません。
そんな視点で積み上げてきた200号の「あ・うん」を振り返った時、199号は過去の小さな足跡になっていて、目の前の200号がお客様に役立つものに構成することが何よりも重要で、その先の201号まで続ける意思を持つことに意味があるように思えるんですね~
その意味でも、淡々とハードルを越えていくことも経営の在り方であっていいと考えています。
現在私の身の回りではいろんなことが起きようとしていて、私が望んで選択したものばかりです。
再び口説くことも増えるでしょうが、前を向いて踏み出すことに全てを掛けて、これからのことを考えてみたいと思っています。
それではこれにて・・・
お休みなさい。