この先の店作りをどうしたいのか?
迷いに迷って選択したのが「雨コート特集」だったのですのですが、その迷いが何処から来ていたのかを記事にさせていただきました。
これから私たちの地域は、鉛色の空から冷たい雨や白いアラレや雪が降り始め。時には道に雪が積もることもあり足元が良い環境とは言えません。
着物を着ることが縁遠くなりがちですが、着物で迎える成人式やお茶なども変わりなく行われていて、着物を着る場が場が少なくないのに、何故か防寒コートや羽織、雨コートといった、寒さや雨や雪から着物を守る羽織ものを持たない人が多いことを感じています。
婦人服は、冬が近づけばロングコートやブーツなどで寒さや雪対策を考えることがあっても、何故か和装となるとおおざっぱになっていて、“羽織もの”を紹介させていただいても「車を使うから必要ない・・・」などと言われて、断られることが少なくないんですね~
しかし冬の店作りを考えたときに、防寒対策となる提案は必要だと思えるし、雪や雨対策とななる「雨コート」を紹介させていただくことが呉服店の役割かと思えます。
とはいうものの、雨や雪の日の備えとか、寒さ対策というものは、着物を頻繁に着ることの少ない人には、心に響かない言葉で、特に「雨コート」は、お洒落をするという商品アイテムの中に入っていないのかもしれません。
特集を組むことに迷いましたが、毎年冬の梅雨も来ることから雨コートを採り上げてみることとしました。
【正絹雨コート地】
当初は西陣織の正絹雨コート一本で特集を組むつもりでいたのですが、雨コートもめちゃくちゃ値上がりしていていましてね~
需要の少ない品が値上がりしているとなれば、売り手側としては迷うところがあり、化繊の生地でから誂えるあ雨コートも加えてみることとしました。
【雨コート特集を情報紙に載せる】
その雨コートの提案を12月号の情報紙「あ・うん」に載せました。
化繊の生地が届いていないもので画像で紹介することはできませんが、オーダーメイドでお仕立てを加えさせていただく、「道中着タイプのロング」と「道行衿の二部式」の二つのパターンを用意させていただくこととしました。
一方で正絹雨コートで誂える場合は、最もオーソドックスな道行衿の仕立てに限定されますが、お仕立て代を半額とさせていただきたいと思います。
雨コートの特集は今月の25日(月)から、お正月休みを挟んで1月14日(日)までとさせていただきます。
面白味の少ない特集となりますが、北陸にお住まいの方であれば、冬の着物の着こなしとして雨コートは必要なアイテムかと考えています。
お持ちでない方は是非この機会にご利用いただけたらと思っております。
【12月号の「あ・うん」の構成を終える】
この雨コートをの取り扱いに迷うところがありまして、12月号の「あ・うん」の構成が遅くなりましたが、どうにか仕上がることができました。
毎月、綱渡りののようにして店の情報紙を作っています。
今回で284回目の発行となりますが、回数が伸びると共にネタ探しに頭を痛めていまして、続けることの難しさを痛感しています。
「企画を考える」、「あ・うんの発行を続ける」。
この二つ行為は、営業を続ける「切符を手にする」ことと同じ意味を持つもので、切符を手にできなくなれば、店の存在は無くなると思いたくなるほど重たくて責任のあるものになっています。
いつまで続けられるのか、どんな企画を皆さんの前に提案することができるのか、いつも頭を悩ましますが、きもの専門店として多くの人から認めていただけるまで続けることを目標にしたいです。
今日もまとまらない記事で終わることとなりましたが、どうか この店にパワーを送っていただけたら嬉しく思います。
ではこれにて・・・
お休みなさい。