近く控えている会のご案内もあり毎日外回りをしていますが、この暑さで体力を消耗しています。
美味しいものを食べ規則正しい生活を送ってスタミナを付けないといけませんね~
夏に着物を着るというのは暑さとの戦いでもあり、必然的に着物から遠のくもの。
それだけに着物姿は一段と人の目を引き、小粋さを感じるものです。
例えばこの着物、素敵でしょ・・・・・
黒字に青の色で描かれたススキとトンボの柄の夏小紋です。
特に青の色合いがいいですね~
白っぽい感じの帯を合わせることで着物が軽くなったような気がしませんか・・・・・
模様も抽象的で、お互いの柄を引きたて合っています。
帯〆には紫が入った色のものを・・・・・
繊細なおしゃれな装いにまとまりました。
この小紋の特徴は、模様だけではありません。
写真を見ると着物の濃淡があったり、水が流れているように見えると思いますが、生地の織り方が変わっているんですね~
着物の写真を大きくしてみました。
白の長襦袢を下に置くと、着物はこのようになって見えます。
紗織のような織り方をしたシャリ感のある生地で、ヨコ糸の波の線がクッキリと映し出され、黒字の着物になって見えないでしょう・・・・・
この透け感が涼しさを演出してくれているんですね~
勿論、着た感じも涼しいですがね。
これは白の長襦袢に濃い地の着物を合わせることによって清涼感が現れるという夏ならではの面白さです。
また生地が重なり合う箇所はクロく映し出され、着物の濃淡が夏の着物を表現しています。
白の半衿が入ると、なお一層涼しい感じがするでしょうね~
これがベージュなどの薄地の色の着物だと、このようにはならないでしょうね。
とにかく夏は熱いことには変わりありません。
それをいかにして涼しく見せるかが着こなしの技です。
皆さんも工夫をして、この夏をおしゃれして下さい。
綺麗にコーディネートができると、カッコいいですよ~・・・・・

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







