今日から復興展に向けての会場作りに入らせていただきました。
展示会中はフロアーの一部に畳を入れて、バッグヤードも着物コーナーとすることから、大がかりな物の移動が始まる訳ですが、この地味な作業を終えないと展示会を開くことはできません。
週をまたいだ月曜日の午後に、着付教室が開かれるので、それまでに奥の特設会場を整えておかなくてはなりません。
なので今日は気合いを入れて全員で頑張りました。
展示会は一週間後の金曜日からとなりますが、店の前を駆け抜ける車にも店内のイベントを伝えることは大切な事かと考えています。
この店は国道8号線添いにあって、二つの信号機の約300㍍あまり中程に店があります。
週末になるとマイカーが信号待ちで店の前まで並ぶことがあり、その僅かな時間をビジネスチャンスだと捉えてましてね~
ウィンドーと立て看板が店の広告塔となるもので、復興展を前にして2枚の看板が店頭に立ちました。
【店頭に出した2枚の看板】
一つは卯月の会のメインテーマとなる
「能登半島地震 能登上布 加賀友禅 牛首紬 復興展 4月19日(金)▶22日(月)」の文字を書き込んだ看板です。
そしてもう一つは、和雑貨の分野から「和柄Tシャツ」と「ヒール下駄」の新作を取り揃えたことから、地域の皆さんにアピールしたくて【Tシャツ入荷】の看板も用意しました。
その効果がどれくらいあるのかまったく分かっていませんが、時々、初めての来店されたお客様から『頻繁に看板が入れ替わるので楽しみにしています。』
との声をいただくことがあったりするので、無駄ではないと思っています。
こんな感じで私の経営は“どんぶり勘定”そのもので、ダーターに基づいて店作りをすることが出来ない不器用な人間で、“経験と感”に頼っている次第です。
言葉を替えるならデジタルという便利な道具に対応することが苦手なビジネスマンで、どちらかと言えな生粋のアナログ派と言えるのかもしれませんね。
どうでもいい話を長々としてしまいましたが、毎日新しい商品が入荷していまして、物の移動と商品に入荷とで店内が混乱していて、それが頭の中に飛び火して、どのようにしてご披露したらいいものかを頭の中でフル回転しております。
夕方には店内を片付けて、来店された方が愉しんでいただけるディスプレーを用意させていただきました。
【藍の日傘できものコーディネート】
その一つがこの画像で、入荷したばかりの「藍色で模様を描いた日傘」を紹介したくて、カジュアル感のある着物の装いの前に置いてシャッターを押してみました。
自己満足でしかないのかもしれないが、遠い記憶を呼び起こす暮らしの面影が残っていて、柔らかなカジュアル着こなしと日傘がいまくマッチングしていると思いません。
藍色の絣柄の紬は浅野雪子さんの草木染めと手織りで織り上げた着物で、その作品に紬織のハ寸帯でコーディネートしたものです。
もう一つは能登上布の格子柄のきものを能登上布の帯で組み合わせたもので、復興展で紹介させていただく品をお客様の目の届く場所にディスプレーさせていただきました。
そしてその間に山葡萄の手提バックを置いて双方のコーディネートをまとめさせていただきました。
これから冠婚葬祭とは別次元の着物が似合う優しい季節が訪れます。
卯月の会ではそんなカジュアルなきものや帯も用意しているので、気軽に立ち寄ってみてください。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。