きもの離れの要因の一つに、着物を着て出かける場が少ないということないということがあるようだ。
特に地方では着物を着て楽しむ場が少ないために、お茶や踊りなどの習いごとをしていない人は、着物を着ることが無くなっているのかもしれません
現実はそのような傾向にありまして、呉服店さんの店作りの中において着物を着て楽しむという「遊びの世界」を取込んでいる先が増えているのではないでしょうか。
呉服店さんが着物を着てお出掛けをする機会を作るとお店のお客様が参加してくださるので、店としては積極的に取り組むようにしています。
そして今年も夏を迎えようとしていて、恒例行事となっているゆかたの集いを開催させていただきます。
その参加者の募集が始りましたのでここにご案内を入れさせていただきまます。
【令和七年のゆかたの集は「落語」を愉しむ!】

今回は落語家の「月亭方気さん」をお呼びして愉しんでいただくことを考えていまして、8月3日(日)の18時より金沢国際ホテルの8階の和食レストランを貸し切って執り行ないます。
私自身落語の世界に馴染みがなくて、昨年の夏頃だったようにおもいますが、月亭方気さんの落語が聞けること聞いて、その会場にお邪魔してみると、とても聞きやすく観客席からの笑いもあって、私も愉しませていただけたものでゆかたの集いにお呼びした次第です。
会費は懐石料理を召し上がっていただいて一人8,500円とさせていただきます。
出囃子の三味線をお客様にお願いしたこともありまして、お料理を召し上がっていただいた後に三味線を弾いていただくつもりでいまして、夏の夜を皆で愉しめたらと思っています。
定員は40名程を予定していました、ゆかたか夏着物でご参加いただける方であれば、当店とお取引の無い方でも参加いただけます。
申し込みをいただいた先着順となりますので、定員が埋まった時点で締め切りとさせてください。
貴方様のご参加をお待ちしていますので、是非とも連絡ください。
さて今日もお洒落な着こなしを画像に納めたので紹介させていただきます。
【グレー地の小紋を団扇柄の染帯でコーディネート】

そのコーディネートはグレー地の絽の小紋と黒地の団扇柄との組み合わせです。
年代層が少し高くなるかもしれませんが、季節感があってこれこそが着物の装いと云えるのかもしれません。
最近のお客様は着物や帯に季節感のないも模様を好まれて、とても合理的ではありますが、反面、面白さに欠けていて、お洒落感も足りていない感じがしてなりません。
季節に合った模様をまとうことは最高のお洒落といえるところがありまして、まさに今回のコーディネートは夏の風物詩を語る着こなしかと思っています。
【「笹に短冊」と「蛍模様」を団扇柄に染めた麻染帯】

それは合わせた帯に象徴されてまして、団扇に「笹に短冊」と「蛍」の模様をあしらっていて、夏の風情というものを感じさせられます。
味わいがあって素敵だと思いませんか?
こちらの帯は麻の帯地に染めたもので、お値段もリーズナブルであることから、ひと夏を楽しんでいただけるのではないかと思っています。
【腹の模様】

腹の模様は短冊と蛍の模様に分けられてまして、七夕を迎える時期は笹に短冊の模様を出して愉しんでみてはいかがでしょう。
とにかく夏を愉しんでいただける帯なので竺仙さんのこだわりのゆかたにも合うと思っています。
夏はこれからなので心が動くようであれば連絡ください。
先に案内させていただいた「ゆかたの集い」ですが、ゆかたでなくて夏着物での参加でもいいので新しいお客様の参加をお待ちしています。
では、今日はこれで終わらせていただきます。
お休みなさい。