私自身が業界の古株になっていることもあるのか、昔と今を比較することが良くありましてね~
今日も10年前の仕入れ先と関係性を振り返ることがあり、当時はどの会社も社員さんが多くいまして、多くの仕入れ先が京都から店に営業に来ていました。
月末ともなると、店のバッグヤードは仕入れ先のたまり場になったりもして、様々な分野の仕入れ先が店に来ていたものです。
そこでの情報交換に刺激を受けてもっと頑張らなくてはならないと思ったものでした。
それがコロナ感染拡大によって業界が大きなダメージを受け、能登半島地震や能登の土砂災害、そして物価高と続いて、何もかもが小さくなってしまって寂しく思っています。
仕入れ先と店と関係性からいえば、仕入れ先の従業員削減からベテランといえる嘱託社員が業界から去って行って、残された社員は経費削減の名の下に店に立ち寄る回数も少なくなり、新しい担当者とのコミュニケーション不足が否めません。
これまで阿吽の呼吸ができていた仕入れ先が少なくっていることは店にとっては傷手で、コロナ禍前にきもの業界の将来について激論を交わした担当者の顔が思い浮かびます。
不満はつきませんが、仕入れ先と店、店とお客様、それぞれにコミュニケーションが取れていないと信頼や安心を認識することができないだけに、これから先の店作りの大きなポイントになっていくように思っています。
来年に向けてどんな店にしていったらいいかを、お客様と仕入れ先に分けて考えていますが、ここに、かつて「物申す」仕入れ先の担当者がいてくれたことを思い出すことがあって、私の愚痴を記事にしてしまいました。
今日も山沿いでは、ミゾレ混じりの雪が降っていまして、その中を昨日出来上った12月号の「あ。うん」をお客様の元へ届けていたのですが、玄関先が今にも水になりそうな雪が積もっていて、足早に通り抜けようとすると滑ってバランスを崩すことがありましてね~
このような日に着物で出かけなくてはならないとしたら、皆さんはその対策となるものを準備しているのだろうか?
そのようなことが頭を過ぎり、一つの対策として草履カバーというものがあることから、今日はそれを記事にさせていただきます。
【草履カバー】

ここにアップしたのが草履カバーというもので、肉厚の透明なカバーが草履を包み込むように作られていて、底に滑り止めが付いています。
取り外しが簡単で、今日のような雪交じるの天気のに日に活躍する草履カバーだと思っています。
【草履カバーの使い方】

草履カバーを広げて、そこに草履をはめ込んで、鼻緒に幅1.5㎝のテープのようなものを鼻緒に巻いて固定してしまえば、はずれたり動いたりすることはありません。
足袋の防寒にもなりますし、なによりも草履や足袋を濡らさずに移動できることが最大の特徴です。
目的地に着いたら簡単に取り外しができるので、折りたたんでバッグの納めていただけたらそれでOK。
店ではL寸(税込み価格¥2,200)と、L寸よりも一回り大きなF(フリー/¥2,750)の2種類を取り揃えております。
草履の大きさによって、足袋カバーの大きさが変りますが、振袖の草履になるとかかとが高くなることからFサイズをお勧めさせていただきたいと思います。
小判型でかかとの高さが3.5㎝くらいでしたらLサイズがお勧めです。
どちらの2千円台でお求めいただける品なので、梅雨時や冬の備えとして一組準備されておかれると安心かと思います。
どうか参考にされてみてください。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。






