葵柄の絞り染めの帯・そしてオーダーメイドちりめん細工のご相談

 北海道と比較したら遥かに温かいのかもしれまいが、みぞれ交じりの冷たい風に底冷えを感じています。

 

今も建ち物を叩きつける風の音が静かになった店内に響き渡っていて、空が怒っているみたいです。

こんな日は人恋しくなりますね~

 

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今日は味のある染め帯を紹介してみます。

 

 

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その帯がここにアップした品で、紬素材に絞りを加え、葵(あおい)柄を描いた名古屋帯です。

 

アッサリした模様にダークな色使い、それがこの帯の味を引き出しています。

実におしゃれな帯ではないでしょうか・・・

 

帯の柄が映えるように紬の無地に合わせてみました。

 

 

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前に出る部分に帯締め帯揚げの色を入れてみました。

 

寒い冬の時期を考え、チョイ暖色系の色でまとめると、コーディネートに温かみが出ます。

これ以上赤味が強くなると、着物と帯の静かな雰囲気を壊してしまうかもしれませんね・・・。

 

このような合わせ方をすると、着物を熟知した大人の着こなしって感じで、語らずとも伝わってくるものがあるから不思議です。

 

違った見方をすれば、この帯の葵柄が魅力的だからかもしれませんんえね。

 

 

今日、東京浅草の方から古布のちりめんで白無垢(しろむく)をきた花嫁さんと、紋付を着た花婿さんを猫の顔で作って欲しいとのご注文をお電話でいただきましてね~

 

昨日に引き続き感激してしまいました。

 

4年ほど前に、妻と浅草に遊びにいったことがありますが、人と物が溢れ、何でも揃う感じで 都会の便利さを知らされたことがありました。

なのに、この方の話では、目に適った品がなくて、ネットでいろんな店を探している時に、私の店の作品を目にしたそうで、「探していたお細工物はこれだ」と思い、電話を入れてくれたんですね~

 

こんな有難い話はありません。

 

なんとしてもお応えしたいと・・・

お話を聞きながら私の血が騒ぎました。

 

早速作ってくださった方と相談をし、猫顔で創ってみるとのお約束をいただきましたが、猫顔で角隠しを作るのは初めてとのことで、最初に顔を作ってご依頼者の方に確認を得てから、仕上げる段取りで事を進めることになりました。

 

依頼者にその旨を伝えると、とても喜んで下さいましてね~

そのお人形をご結婚式にお使いになりたいとのことでした。

 

喜んで頂ける作品を作っての話になりますが、また一つ、目の前のハードルを越えたような気がします。

 

お正月に掲げた「喜ばれるってどんなこと。もう一度考えてみよう」

実践できる場をいただけたことに感謝しております。

 

ありがとうございました。

 

今晩から雪が積もるのかな~

明日はまたもや肉体労働になるみたいです。

 

店には少しずつ春の日差し(人のぬくもり)が届き始めていますが、外は寒波が襲撃中で春が遠いことを思い知らされています。

 

それでは今日はこれにて・・・

お休みなさい。

  

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