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浴衣の動きがとても良くて、毎日が気ぜわしく過ぎて行きますが、御売約品の多くが名古屋帯で夏着物としての着こなしです。
今日も富山からお越しになられたお客様がいらっしゃいましたが、その方も夏着物の着こなしを望んでいらっしゃて、コーディネートされてお帰りになられました。
そしてその後にも、夏着物をコーディネートされたお客様。
いずれの方も昨日記事にしたトンボ玉帯〆を入れてのコーディネートととなりました。
着物でおしゃれしたい人は新しい情報にも敏感で、着物屋としてとても嬉しく感じております。
閉店間際まで気ぜわしくしていたもので、今日の投稿写真は店に陳列していた竺仙さんの白地の浴衣をアップしてみました。
模様は「銀杏とイチョウ」で、白地に墨色系の枝振りの濃淡が立体感をかもしだしています。
銀杏に淡い大人のピンクが入っていることから、墨色とピンクのリバーシブル半幅帯を合わせてみました。
素材が麻100%ということもあるのか、素朴な素直なコーディネートにコーディネートになったのではないかと思います。
色合いがおとなしく感じるかもしれませんが、若い女性が着ると、これが素敵なんだな~
色柄がストレートなだけに、心に潜む優しさがにじみ出るのだと思います。
確か、こちらの「銀杏とイチョウ」柄は、6月号の婦人画報に紹介されているかと思います。
お値段は白地の浴衣地が26,250円でリバーシブル麻帯は16,590円の品となっています。
参考にしてください。
毎朝音楽を聴いて過ごす私は、CDラックから亡き妻が買い求めた中島みゆきのアルバムを取り出してみました。
それが写真のアルバムで、2000年に発売になったものです。
手にした私は、お母さんの指紋が残っているんだろうな~
そんな温もりが伝わってくるのか、妻の姿を思い出します。
プレイヤーに入れて聴いてみると、懐かしい曲が響き始め、13年も前に曲だとは思えないくらい新鮮さに、いつしか体を揺らしリズムを取る私がいました。
そのアルバムの中にある「ヘッドライト・テールライト」と「糸」がとても気に入りましてね~
同じ曲を何十回と聴きながら、歩んで来た人生を振り返っていますが、この曲を妻が車の中で聴いていたかと思うと心が熱くなりましてね・・・
旋律に揺られながら、妻が手にすることができなかった幸せを、「何があっても自分が手にしなくてはならない」と、震える心を抑えきれません。
人生は一度っきり。
諦めてしまえばそれで終わり。
残された時間を燃やし尽くしたい。
妻を選らんで、子供たちと出会えて、そしてこの仕事に打ち込んで良かったと、心の底から思える日まで走り続けたいと思いながら聴いています。
夜中も聴くことがありますが、昨夜はボリュームが大きいと娘に叱られてしまいましたがね。
音楽は私の心の支えになって、私の永遠の友達です。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。